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IT VISION No.21
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インナービジョン2010年7月号付録
IT VISION No.21

 

特集1
どうする? システム更新

データという財産を守るためのノウハウ

Overview

医療機関はシステム更新にどのように取り組むべきか
木村映善
はじめに
病院情報システムの更新に伴い,データの損失や円滑な移行ができなかったために病院運営に支障が生じたという事例がいくつか出ている。病院情報システムのサイクルは6年前後とされているが,言い換えれば,6年ごとに何らかのリスクに直面するということでもある。本稿では,筆者が所属している愛媛大学医学部附属病院でのシステム更新の経験を交えて医療機関がシステム更新を円滑に行うための方策について提案したいと思う。

木村映善
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Report─システム更新の成功事例に学ぶ

1. 名古屋医療センターにおけるオーダリングから電子カルテへの更新
佐藤智太郎(名古屋医療センター)
現行システム:HOPE/EGMAIN-GX(富士通)


2. 読影室限定PACSからフィルムレス化のためのフルPACSへの更新
入江敏之(日立総合病院)

現行システム:WeVIEW(日立メディコ)

3. 新たな電子カルテへの切り替えという選択
菊池 孝(菊池内科クリニック)
現行システム:Hi-SEED(日立メディカルコンピュータ)
 
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特集2
クラウド時代のヘルスケアIT

医療機関に押し寄せるIT化の新たな潮流

Contribution

医療分野におけるクラウドコンピューティングの現状と将来
森川富昭
医療ITの発展と進まない標準化
現在,医療機関では,電子カルテシステムやオーダエントリシステム,医事会計システムといった病院情報システムが導入され,医療においてもIT化が進んでいる。病名や診察記事といった診療情報やレセプトも電子化され,電子データでの診療録の保存,オンラインでの院内部門間の診療情報のやり取り,レセプト電算データの提出など,電子データで医療情報を取り扱うことが一般的になってきている。 病院情報システムは,第一世代として医事業務のための医事会計システムをはじめとする,院内の各部門内で利用される部門システムから導入が始まった。その後,第二世代のオーダエントリシステム,第三世代の電子カルテシステムと,部分ごとに構築,導入されてきたシステムになっている(図1)。各システムは,医療機関内のそれぞれの部門の業務内容,フローに合わせて設計,導入されてきた。それに加え,わが国においては,医療情報やシステムの標準化のための統一規格が決められていない。各種オーダや医事会計のマスター,インターフェイスも標準化されておらず,開発メーカーによってシステムの規格,仕様が大きく異なっている。わが国の病院情報システムは部門ごと,病院ごと独自に発展しているのが現状である。当然,他の医療機関に導入されている病院情報システムとの接続や連携は考慮されていない。

森川富昭
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医療情報の外部保存の現状と課題について
喜多紘一
はじめに
ASP(Application Service Provider)・SaaS(Software as a Service)が進められ,Web2.0が言われ,いままた「クラウドコンピューティング」が登場してきている。この5月12〜14日に東京ビッグサイトで開催された「第1回 クラウドコンピューティングEXPO」は,人が通る隙間もないほどの盛況であった。この流れは,医療の世界にも押し寄せようとしている。医療分野でこうしたサービスを利用するためには医療分野で適用される各種ガイドラインを理解しておく必要がある。ここでは厚生労働省,総務省や経済産業省のガイドラインなどを中心に,医療情報の外部保存についての現状や課題などについて解説する。

喜多紘一
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Model Case─クラウドサービス・システム活用事例

1. クラウド型遠隔画像診断システムの活用による読影サービス
岩崎 康(遠隔画像診断グループLLP テラーク)
サービス・システム名:DICOM PASSPORT(イーサイトヘルスケア)
2. 相澤病院におけるネットワーク型画像処理ワークステーションの活用
牧野泰行(社会医療法人財団慈泉会相澤病院)

サービス・システム名:ZIOSTATION System1000,VGRクライアント,ZIOSTATION VersaWeb(ザイオソフト)
 
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【バックナンバー】

No. 内容 発行時期
No.7 実践×実戦 IT化への道 ITはあなたのパートナー
[部門システム編] ベストな選択をするために
2005年2月号 別冊付録

No.8 実践×実戦 IT化への道 ITはあなたのパートナー
[導入のマネープラン] 予算・コスト・評価
2005年7月号 別冊付録

No.9 DPCと情報システム
医療経営のプラスになる院内のIT化戦略
2005年10月号 別冊付録

No.10 地域医療連携の新ステージ
ITを活用した医療ネットワークのいまと未来
2006年2月号 別冊付録

No.11 診療所向け電子カルテのいま
導入から運用まで,ユーザーとの良い関係を考える
2006年7月号 別冊付録

No.12 ITで変わる院内の物品・物流 マネジメント
医療安全と経営効率化のためのシステム構築と運用
2006年10月号 別冊付録

No.13 中小規模病院のPACS
円滑な導入と運用のための方策を探る
2007年2月号 別冊付録

No.14 ITクリニックをめざす
電子カルテを中心とした一歩進んだ診療環境づくり
2007年7月号 別冊付録

No.15 フィルムレス時代のPACS選び
院内の画像配信環境を構築するためのノウハウ
2008年2月号 別冊付録

No.16 特集1 "カイゼン"に生かす部門システム
課題解決のための最新システム活用事例
特集2 プロジェクトマネジメントという視点
IT化を成功に導くためには,何が求められているか
2008年7月号 別冊付録

No.17 特集 1 PACS style 2009
最適・快適なフィルムレス環境を手に入れる
特集 2 いま求められる人材力・組織力
IT導入を成功させるための人づくり,組織づくり
2009年2月号 別冊付録

No.18 特集 1 迷わない,困らない,失敗しない
幸福の医療IT導入術
特集 2 貴院の医療を「見える化」せよ!
医療の質を可視化し経営に生かす
2009年7月号 別冊付録

No.19 地域連携はどこまで進んだか 2009年11月号 別冊付録

No.20 地域連携に効くPACS
情報共有と連携を成功させる画像データの処方せん
2010年2月号 別冊付録

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