テルモ、
血中ケトン体も測定可能な
血糖自己測定器
「メディセーフ Duo」
を発売
(2003/3/19)


価格
  1万5000円
テルモ(株)
広報室:小川
TEL 03-3374-8266
FAX 03-3374-8399
http://www.terumo.co.jp

 テルモ(株)は,糖尿病患者が病状を管理するための血糖自己測定器「メディセーフ Duo」を発売した。
 同製品は,血糖値だけでなく血中ケトン体も測定できる簡易型測定器。本体のほか,G3血糖測定電極(4080円/30枚/箱),β-ケトン測定電極(4400円/8枚/箱)が用意されている。また,本体,メディセーフファインタッチ(穿刺具),メディセーフ針(ファインタッチ専用)30本,携帯ケースのセットが1万8000円となっている。
 糖を分解するホルモンであるインスリンが分解されないI型糖尿病ではケトン体が産出されるが,血中のケトン体が増加すると,ケトアシドーシスという症状になる危険がある。ケトアシドーシスが重症化すると昏睡状態に落ちることもあり,米国においては,I型糖尿病患者に血中ケトン体の測定を推奨している。「メディセーフ Duo」は,このケトアシドーシスの早期発見に役立つという。
 従来のメディセーフシリーズは,測定方式に比色式を用いてきたが,新製品では新たに電極式を採用し,商品ラインナップの拡充を図った。テルモでは,2002年7月に販売提携契約を結んだアボット(株)とともに並売し,2003年度の販売目標を3億円としている。

●「メディセーフ Duo」の主な特長
〈血糖と血中ケトン体を同じ操作で測定〉
  • 特徴 
    電極を使い分けるだけで,血糖と血中ケトン体を測定。I型糖尿病患者の合併症として危惧されるケトアシドーシスの早期発見に役立つ。

〈450回分のデータを記憶〉
  • 特徴 
    過去の測定データを最大450回分記憶できる。

〈平均データを自動計測〉
  • 特徴 
    7,14,28日前の測定結果から自動的に平均値を計測する機能を搭載。