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シーメンス
3つのセクターと15の事業部へ組織改革

(2007/12/4)

●問い合わせ先
シーメンス株式会社
コーポレートコミュニケーショングループ 大森
TEL:03-5423-8507
http://www.siemens.co.jp/

 

 シーメンスAGは2008年1月1日付けで組織改革を行い、事業分野をインダストリー、エネルギー、ヘルスケアの3つのセクターに統合し、その下に15の事業部を配置する。シーメンスAG社長兼CEOのペーター・レッシャー氏は、「より集中した新組織により利益率と透明性を高めることができます。また明確な責任を持つことにより、市場に迅速に反応し、お客様に近づくことが可能になります」と述べている。インダストリーとエネルギーセクターはそれぞれ6つの事業部(Division)を擁し、ヘルスケアセンターは3つの事業部を持つ。各事業部のCEOは12月初旬に発表される。

 ヘルスケアセクターのCEOにはエーリッヒ R.ラインハルト氏(61)が就任し、画像&IT、ワークフロー&ソリューションズ およびダイアグノスティクスの3つの事業部に分かれる。

 シーメンスITソリューションズ&サービス(SIS)とシーメンスファイナンシャルサービス(SFS)は3つのセクターをビジネスパートナーとして支え、さらに独自の外部顧客獲得にも努める。クリストラ・コラッツ氏(46)とドミニク・アサム氏(38)はそれぞれSISとSFSのトップに留まる。

●ヘルスケア
 ヘルスケアセクターは、ヘルスケア産業に革新的な製品とソリューション、サービスとコンサルティングを提供する。これまでのメディカルソリューショングループ(Med)から成り立ち、デイド・ベーリング統合後およそ49,000名の従業員を擁する。2007年度、メディカルソリューションズはデイド・ベーリングを入れておよそ110億ユーロの売り上げを上げている。DPC、バイエルの診断薬事業、デイド・ベーリングの買収により、シーメンスは世界初のトータル医療診断プロバイダーになった。ヘルスケアセクターは医療画像およびラボラトリー診断からクリニカルITまですべてをカバーする低価格で高品質な医療ソリューションを提供する。このセクターの市場規模は570億ユーロ。