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アロカ
ポータブル型超音波診断装置
「プロサウンド2」発表

(2008/7/24)

●問い合わせ先
アロカ(株)
メディカルシステム営業部
TEL 0422-45-5121
http://www.aloka.co.jp

プロサウンド2

 アロカ(株)のプロサウンド2は,ポータブル機でも良い画質で診たいというユーザーの声に答えるため,小型でも妥協せず画質性能を優先に設計し開発された。

●主な特長

  • 高級機並みの12ビットA/Dコンバーターを採用
    アナログのエコー信号をデジタルに変換する際,ビット数が大きいほどオリジナルの信号をより忠実に再現できる
    。プロサウンド2は,上位機種で用いられている12ビットA/Dコンバーターを採用し,4096段階という高いコントラスト分解能で組織性上のわずかな違いもとらえることができる。
  • 二次高調波は,多重エコーやサイドローブによるアーティファクトが大幅に軽減されるという特性をもっており,一般的に肥満や加齢などで描出困難な患者様で効果がある。プロサウンド2は,二次高調波を使ったハーモニックエコーに,上位機種で開発された位相変調方式のExPHD(Extended Pure Harmonic Detection)を採用。より高い感度で検査でき,効率が上がる。
  • 複数の周波数を切り替えられるMFI (Multi Frequency Imaging)
    一本の探触子で,高周波数・高分解能画像で詳細に観察したり,低周波数・高ペネトレーションの画像を観察したりすることができる。患者さんの体格や,検査部位によって適した周波数に瞬時に切り替えることができ,より良い画像を提供する。プロサウンド2は,ポータブルでありながら,13MHzまでの高い周波数に対応している(探触子による)。
  • エッジエンハンス機能を搭載
    頚動脈の内膜などを強調し,IMT計測 をより精度良く行える。マスクロ領域などにおいては,組織辺縁を強調しより明瞭な観察が可能となる。
  • 充実した計測機能とレポート機能
    一般的な腹部検査はもちろん,産科,婦人科,心機能,泌尿器検査のレポート機能も搭載。産科レポートは胎児発育トレンドグラフ表示や過去の計測値のプロットなども可能。
  • デジタルでデータ管理
    本体内蔵のコンパクトフラッシュメモリには約1,000枚もの画像を保存でき,USBメモリポートを標準装備している。
  • シネメモリによってとらえた画像をサーチし,保存に最適な画像を選択できる。
  • プリセット機能は,様々な用途に最適な画像処理機能などの設定条件を15種も記憶し,瞬時に設定した条件を装置に反映させることができる。わずらわしい設定条件の変更が少なくて済む。
  • 豊富なオプション探触子
    一般腹部,産婦人科,術中,泌尿器用など各分野の,計18種の探触子から用途に最適な探触子を選択できる。
  • 操作パネルを折りたたみ,大型の取っ手を引き出して持ち運べるようになっている。探触子2本と超音波ゲルボトル1本を付けたまま持ち運びができる。