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オリンパスメディカルシステムズ
早期大腸がんにも適用可能な
内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)用
処置具
「デュアルナイフ」「フックナイフ」
「コアグラスパー」の3種を発売

(2008/9/30)

●問い合わせ先
オリンパスメディカルシステムズ(株)
販売本部 CIセンター
TEL 0120-41-7149
FAX 03-3375-7596
http://www.olympus.co.jp/

「ディスポーザブル高周波ナイフKD-650」<KD-650L/Q>(愛称:デュアルナイフ)
「ディスポーザブル高周波ナイフKD-650」
<KD-650L/Q>
(愛称:デュアルナイフ)

 オリンパスメディカルシステムズ(株)は,患者さんに負担の少ない早期大腸がんにも適用可能な内視鏡的粘膜下層剥離術(以下,「ESD」)※1 用処置具として,組織の切開・剥離を目的とした「デュアルナイフ」(販売名:ディスポーザブル高周波ナイフKD-650<KD-650L/Q>)と「フックナイフ」(販売名:ディスポーザブル高周波ナイフKD<KD-620QR>),およびピンポイントの止血を目的とした「コアグラスパー」(販売名:ディスポーザブル高周波止血鉗子<FD-411QR>)を2008年10月中旬より順次国内で販売を開始し,欧州,韓国・台湾でも各国の法規制対応後に販売を予定している。また,内視鏡治療をより効率的に行うために,先端外径10.5mmの細径ながら処置性能を高めた大腸ビデオスコープ「EVIS LUCERA大腸ビデオスコープ OLYMPUS PCF TYPE Q260Jシリーズ」も国内で発売する。

※1 「ESD」はEndoscopic Submucosal Dissectionの略。食道・胃・大腸の粘膜層にとどまる早期がんなどの治療のために,粘膜下層を切開・剥離する手技のこと。

 これら新製品は,10月1日〜4日までグランドプリンスホテル新高輪ほかで開催される「第76回日本消化器内視鏡学会総会(学会長:京都第二赤十字病院 中島 正継 院長)」に出展される。

●「デュアルナイフ」の主な特長

  • 簡単な手元操作で2段階にナイフ長の調整が可能。
  • ナイフ先端に突起を設け,切開の操作性を向上。
  • シースの細径化により,内視鏡の鉗子挿通用管路への挿入時も粘液の吸引性が高く,手技の効率化に貢献。

●「フックナイフ」の主な特長

  • 先端L字型フックに粘膜を引っ掛けて切開することで,深部方向への侵襲を抑えながら切開・剥離操作が可能。
  • 先端フックの回転機能により,狙った切開方向にフックを向けることが可能。

●「コアグラスパー」の主な特長

  • 把持部表面の滑り止め構造により,効率的なピンポイント止血が可能。
  • 深部への侵襲を考慮し,把持部を小型化。
  • 把持部回転機能により,出血点に対してアプローチ性が向上。

●「PCF TYPE Q260Jシリーズ」の主な特長

  • 先端外径10.5mmの細径ながら内径3.2mmの鉗子挿通用管路を有し,幅広い処置に対応可能。
  • ウォータージェット(前方送水機能)搭載により,出血部位や残渣除去の簡便性が向上。
  • 先端湾曲を上下方向190°に向上,また先端硬質部長の短縮化により,小回りを効かせた操作が可能。