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アルファコーポレーション
「オルソ-K®」がオルソケラトロジーレンズとして
“日本初”の厚生労働省の認可を取得

(2009/5/1)

●問い合わせ先
オルソ-K 専用ダイヤル
TEL 052-971-6008 (9:00〜17:00 土日祝日除く)

 

 コンタクトレンズ製造の(株)アルファコーポレーションは,“日本で初めて”オルソケラトロジーレンズ「オルソ-K®」の認可を取得した。

  オルソケラトロジーは,就寝中に特殊なデザインのハードコンタクトレンズを装用することにより,角膜屈折を変化させて近視を矯正し,日中は裸眼で過ごすことができる新しい視力矯正法。「オルソ-K®」は,日本で唯一,厚生労働省の認可を得たオルソケラトロジーレンズとなる。

  本製品は認定を受けた眼科専門医のみでの取り扱いとなり,2009年8月を目処に治療開始予定。

●主な特長

  • 「オルソ-K®」は,従来のコンタクトレンズとは異なり,就寝時に装用することによって,角膜屈折を変化させて近視矯正を行う。
  • 「オルソ-K®」はレンズの内面に角膜前面をフラットにするためのベースカーブ(レンズ中心部),その外側にあるリバースカーブなど,複数のカーブで構成される特殊なレンズデザインを持つ酸素透過性ハードコンタクトレンズ(図1および2参照)。就寝時(6-8時間程度)に装用することによって,装用翌日から近視矯正効果を発揮し,個人差はあるものの約2週間で安定した裸眼視力が日中得られるようになる。

    レンズの断面図
    【図1:レンズの断面図】

    レンズ外観写真
    【図2:レンズ外観写真】

  • 厚生労働省の認可を取得するための臨床試験では,装用開始時に約0.2であった裸眼視力が翌日より向上,約2週間で約1.0の視力で安定し,その後は1.0以上の視力が維持されている。

アルファコーポレーション「オルソ-K®」の視力矯正効果(裸眼視力の変化:平均値)
アルファコーポレーション「オルソ-K(R)」の視力矯正効果(裸眼視力の変化:平均値)
※2医療機関における48症例96眼の臨床試験結果より

  • 1年間にわたる国内の臨床試験における近視矯正の有効性と安全性を評価され,厚生労働省の認可を取得した。レーシックのような屈折矯正手術とは異なり,使用を中止すれば元の屈折状態に戻る可逆性が特長であり,手術をせずに日中裸眼で過ごすことができる新しい視力矯正法。
  • 米国では2002年に初めて,オルソケラトロジーレンズがFDA(米国食品医薬品局)に承認され,現在では世界の各国で近視治療に使用されている。
  • スポーツの愛好者を始め,職業上メガネ・コンタクトレンズの装用が不便と感じる人々や,乾燥感に悩むコンタクトレンズ装用者などに適していると考えられる。
  • 従来のハードコンタクトレンズとは,原理・レンズデザイン・フィッティング・使用方法等が異なるため,治療に関する講習を受けた認定眼科専門医のみで扱われる。 
  • 装用には,成人であること,特定の近視度数でかつ検査において適応と判断されること等の条件がある。