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放射線治療  放射線治療

日本アキュレイ
春日居リハビリテーション病院にて
「サイバーナイフラジオサージェリーシステム」の設置が完了(山梨県初)
〜日本で2台目の第4世代システム〜

(2012/4/2)

●問い合わせ先
日本アキュレイ(株)
TEL 03-6265-1526
http://www.accuray.com

 

  日本アキュレイ(株)は,医療法人景雲会 春日居リハビリテーション病院における放射線治療機器「サイバーナイフ ラジオサージェリーシステム」 の設置が完了したことを発表した。

  山梨県の地域医療の中核を担う春日居リハビリテーション病院に高精度治療機器が導入されたことで,山梨県および近隣エリアの患者さんにとって,頭蓋内・頭頸部がんや肺がんなどの体幹部のがんに対する治療の選択肢が増える。

  今回の設置完了により,日本におけるサイバーナイフシステム設置台数は25台,第4世代機種としては,2月末のがん・感染症センター都立駒込病院の導入に続き,2台目となる。同病院の治療開始は,4月18日(水)を予定している。

  春日居リハビリテーション病院総院長 高橋弘 医師(脳神経外科医)は,今回の設置の目的について,「私たちは,これまで脳血管障害やさまざまな病気による後遺症を持つ患者さんのリハビリテーションに尽力してきた。もともとの疾患の上にがんを発症する患者さんもおり,今回のサイバーナイフシステムの導入で積極的な治療の可能性を提供できるようになります。」と語っている。
  また,今後の治療について次のように話している。「治療開始に先立ち,地域の人たちに放射線治療を理解してもらうための市民講座を2 回開催したところ,合計700名以上の参加がありました。山梨県初となるサイバーナイフの導入と体への負担の少ない放射線治療への高い関心を感じます。まずは頭頸部の治療から開始し,体幹部への治療に広げて行きたいと考えています。」

  サイバーナイフシステムは,頭蓋内・頭頸部に加え,前立腺・膵臓の腫瘍など体幹部病変に対する低侵襲な治療法として,体幹部定位放射線治療(Stereotactic Body Radiation Therapy:SBRT)を患者さんに提供する。また,サイバーナイフシステムは,照射ターゲットを高精度で捉え,有効線量を照射することが可能で,重要臓器や正常組織に隣接した腫瘍の治療も可能にする。

  更に,呼吸に伴う肺腫瘍の移動など,予測の難しい腫瘍の動きをリアルタイムで追尾するだけでなく,照射角度を自動修正する機能を備えている。これにより,正常組織への照射を最小限に抑えることができ,患者さんは放射線治療に伴う典型的な副作用の多くを回避することができる。

●春日居リハビリテーション病院について
春日居リハビリテーション病院は1978年にリハビリテーション病院として開設された。現在,回復期リハビリテーション病棟146床を含む,200床のリハビリテーション総合承認施設として専門スタッフおよび設備を有する。最新機器に加え,地の利を活かして天然温泉を利用した365 日リハビリテーション体制を整備。