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エドワーズライフサイエンス
患者状態をグラフィックやアニメーションで表示する
「EV1000 クリティカルケアモニター」の最新バージョンを発表
〜日本麻酔科学会第59回学術集会で初展示〜

(2012/6/6)

●価格
550万円(税抜)
●問い合わせ先
エドワーズライフサイエンス(株)
広報室
TEL 03-6894-0640
http://www.edwards.com/jp/

 

  人工心臓弁ならびに血行動態モニタリング技術の世界的リーダーであるエドワーズライフサイエンス社の日本法人,エドワーズライフサイエンス(株)は,患者状態を信号機のように色別表示する画面や,アニメーションを使用した画面により,患者状態の直観的な把握が可能なモニター「EV1000クリティカルケアモニター」について,臨床現場でさらに幅広い用途で利用できるソフトウェア「ver.1.3」を搭載した最新バージョン(以下 EV1000 ver.1.3)を, 2012年6月下旬より全国の医療機関に向けて発売する。
  なお,発売に先駆け,6月7日から神戸にて開催される「日本麻酔科学会第 59回学術集会」同社ブースにて初展示。実際に「EV1000 ver.1.3」の操作を体験できる。

※ なお,すでに従来バージョンを持っている医療機関は,無料でバージョンアップ可能

新グラフトレンド画面・フィジオビュー画面 ・ゴール・ポジショニング・スクリーン( GPS)画面

●「EV1000 ver.1.3」の特徴

1.患者状態に応じて,侵襲度と得られる情報量が選択可能に。1台でより幅広いモニタリングを実現
  「EV1000 ver.1.3」には, 6月下旬に発売される,「ボリュームビューカテーテル」を接続できる。「ボリュームビューカテーテル」は,重症患者の肺血管外水分量を測定するための専用カテーテル。これを,エドワーズのほかの循環動態モニタリング製品とあわせて使用することで,従来の心臓,血管,血流の状態に加えて,肺の状態までも,モニタリングすることが可能になる。
  これにより,「EV1000 ver.1.3」では,患者さんの重篤度に応じたモニタリングが可能となる。たとえば低侵襲にモニタリングを始め,その患者さんが重症化した場合には「ボリュームビューカテーテル」をシステムに追加することで,より多くの管理指標を追加して測定・表示するなど,臨床現場でより幅広く利用することができる。

2.ゴール・ポジショニング・スクリーン(GPS)画面を新設。患者状態が『良い,悪い』の色別表示に加え任意の2指標間の相互関係を,位置情報として表示可能に。
  手術室(OR)や集中治療室( ICU),及び救急領域(ER)などのクリティカルケアにおいては,患者さんの状態が急激に変化する可能性をはらんでいるため,より注意深い観察と迅速な対応が必要。
  「EV1000 ver.1.3」は,従来バージョンの特長である,患者の数字データが,任意に設定された3つの範囲のどこにある状態かを,信号機のように色別表示する画面に加えて,新たにゴール・ポジショニング・スクリーン(GPS)画面を搭載。任意の2指標を選択し,患者状態の目標とする指標を設定すると,現在の状態と目標地点との位置関係を,モニター上で地図のように時系列で表示する。これにより,患者状態が「良い,悪い」という視覚的な情報の表示に加えて,任意の2指標間の相互関係を位置情報として提供することで,次に患者さんに施すべき治療方針の決定をサポートする。
  また,従来のグラフトレンド画面では,患者さんに対して行った治療介入を記録できるようになり,各指標のトレンド把握に新たな洞察を提供する。

3.数値でみると複雑な,心臓,血管,血流,肺の情報を,グラフィックでわかりやすく表示することで,「チーム医療」に貢献
  「EV1000 ver.1.3」では従来の血行動態指標に加え,肺血管外水分量等の新たな指標のモニタリングが可能になります。これらの重要な指標が,「EV1000 ver.1.3」のグラフィックでわかりやすく表示されることで,医師やメディカルスタッフは患者状態を視覚的に把握し,瞬時に共有することができる。そのため,現在重要性がますます高まっている「チーム医療」に対する貢献も期待できる。