取材報告

2005
シーメンス旭メディテック,
「第5回シーメンス最先端技術講演会」を開催

セミナー風景
400名以上の参加があった
セミナー風景


Jochen Dick 氏
Jochen Dick 氏
(シーメンス旭メディテック代表取締役)

大会長・福田国彦 氏
大会長・福田国彦 氏
(東京慈恵医科大学
放射線科医学講座教授)



 シーメンス旭メディテック(株)は2月26日(土),パレスホテル(東京)において,「第5回シーメンス最先端技術講演会(5th Siemens Cutting Edge Seminar)」を開催した。2004年12月に代表取締役に就任したJochen Dick氏は開会の挨拶で,シーメンスの最先端技術が臨床に応用されるといかに魅力的な医療になるかを示したいと述べ,主に,Angio,CT,MRIからの技術解説と臨床報告であった。

 Angioは,フラットディテクタ(FD)搭載のAXIOMシリーズにおける「DynaCT」が取り上げられた。Cアームによる回転3D撮影によりCTのような軟部組織などの立体断面像も描出できる「DynaCT」は,新しいインターベンション支援システムとして注目を集めている。セミナーではまず,「DynaCT」の技術解説の後,すでに本技術を臨床に生かし,多くの実績を積んでいる千葉県がんセンターの高野英行氏から興味深い症例写真が数多く示された。

 一方,64スライスCTを実現した新型管球StratonTMの技術解説において,管球の長寿命化による装置の安定稼働や被曝低減など,他のメーカーにはない優位性が強調された。将来的には管球の複数化なども視野に入れているという。64スライスCTの臨床報告では,心臓領域の画像がReiser氏によって供覧された。MRIでは,全身の画像が1回の検査で得られるTim(Total imaging matrix)コイル技術と,ガントリの開口部70cm,長さ125cmでCT並みのオープンボアとを組み合わせた技術など,今後のTimの展開が示された。臨床では,Carr氏によって高分解能の心臓MRIが示され,CTとの使い分けなども話題に上った。またMRIでは,わが国において期待が高まりつつある,悪性腫瘍の全身検索に有用なボディディフュージョンにも言及した。
 最後に,閉会の挨拶で福田国彦大会長が,シーメンスの技術開発の方向性がうかがえる有意義なセミナーであったと述べ,「参加者全員が,こうした情報を明日からの診療において患者さんのために生かしてただきたい」と締めくくった。


●Angio
片田和廣 氏
  Stefan Schaller 氏   高野英行 氏
座長・片田和廣 氏
(藤田保健衛生大学医学部
放射線医学教室教授)
  Stefan Schaller 氏
(Vice President, Marking&Sales, AX Division-Siemens Medical Solutions)
  高野英行 氏
(千葉県がんセンター
画像診断部部長)
 
●CT
内藤博昭 氏   Bernd Ohnesorge 氏   Maximilian Reiser 氏
座長・内藤博昭 氏
(国立循環器病センター放射線診療部部長)
  Bernd Ohnesorge 氏
(Vice President, Global CT Marketing-Siemens Medical Solutions)
  Maximilian Reiser 氏
(Professor and Chairman/ Department of Clinical Radiology, University of Munich, Germany)
 
●MRI
井田正博 氏   Ceile M. Mohr 氏   James C. Carr 氏
座長・井田正博 氏
(東京都立荏原病院
放射線科医長)
  Ceile M. Mohr 氏
(Head-Market Segment Management, MR Division-Siemens Medical Solutions)
  James C. Carr 氏
(Director, Cardiovascular Imaging, Northwestern University Medical School, USA)

●問い合わせ先
シーメンス旭メディテック株式会社 MSM本部
TEL 03-5423-8340
URL http://www.med.siemens.co.jp