取材報告

2005
シーメンス旭メディテック
超高磁場3T MRIシステム「MAGNETOM Trio」の
発売開始に当たりプレスセミナーを開催

プレスセミナー風景
プレスセミナー風景

3T MRIシステム 「MAGNETOM Trio」
3T MRIシステム
「MAGNETOM Trio」

ベルンド・レネバウム氏
挨拶に立つベルンド・
レネバウム氏
(シーメンス旭メディテック
マーケティング本部長)

 シーメンス旭メディテック株式会社では,10月下旬に超高磁場全身用3T MRIシステム「MAGNETOM Trio」の国内での発売を開始した。これを機に11月18日(金),東京・千代田区の帝国ホテルでプレスセミナーが開催された。

 MRIにおいては,診断速度の向上や高度な脳機能解析,神経変性疾患の病態解明,早期診断などが求められるとともに,1.5T以上の超高磁場装置への期待が高まりつつある。一方,磁場強度を上げると磁場が不均一になりやすく,画像に歪みが生じるほか,傾斜磁場強度や安全性などの面でも臨床応用への課題が残されていた。「MAGNETOM Trio」では,シーメンス社の最先端技術によりこれらの課題をクリアし,一般の臨床への応用が可能になった。今後,急速に地域の中核病院や検診センターなどへの導入が進むことが予測されるという。

 「MAGNETOM Trio」は,40mT/mの最大傾斜磁場強度とスリューレート200mT/m/sという強力な傾斜磁場性能,40cmのDSV(Diameter Spherical Volume)全体にひずみや乱れを起こさない0.25ppm Vrmsの磁場均一性を持ち,脂肪抑制が均一で広範囲の検査も可能となった。また,最大8chのRFアレイコイルシステムにより高いS/Nが得られ,空間分解能が向上。画像のコントラストを変えずに,少ないRFで高速に3D撮像が可能な「SPACE」や,これまでの最大4倍の速さで高画質画像が得られる,シーメンス独自のアルゴリズム「GRAPPA」などの最先端ソフトウエアにより,高い信号強度の高分解能検査が短時間で得られるようになったのが特長である。

 セミナーでは,シーメンスメディカルソリューションズMRマーケティング副社長のブリッタ・フュンフシュテュック氏(写真1)が,MRIの世界市場の動向や「MAGNETOM Trio」の開発コンセプトなどについて解説し,シーメンス旭メディテック マーケティング本部MRグループ長の綾戸隆明氏(写真2)が技術解説を行った。また,名古屋大学大学院医学系研究科分子総合医学専攻高次医用科学講座助教授の長縄慎二氏(写真3)が「臨床用高磁場MRI(3Tesla )で見る人体」と題して,3T MRIの有用性について講演した。長縄氏は,名古屋大学に試験導入された「MAGNETOM Trio」の研究成果に基づき,安全でより確実な医療の実現のためには3T MRIが必要であると述べた。

ブリッタ・フュン フシュテュック氏
  綾戸隆明氏   綾戸隆明氏
ブリッタ・フュン
フシュテュック氏
(写真1)
  綾戸隆明氏
(写真2)
  長縄慎二氏
(写真3)

●問い合わせ先
シーメンス旭メディテック(株)
マーケティング本部
マーケティングコミュニケーショングループ
担当:平山
TEL 03-5423-8340