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取材報告

2009
日本ヒューレット・パッカード
ワークステーション新シリーズ
「HP Z Workstationシリーズ」発表会を開催


岡 隆史氏(日本HP)
岡 隆史氏(日本HP)

小島 順氏(日本HP)
小島 順氏(日本HP)

及川芳雄氏(インテル(株))
及川芳雄氏(インテル(株))

写真右から,Z800,Z600,Z400。新デザインは,自動車・工業デザインのリーディングカンパニー「BMW Group Designworks」との協調により実現した。サイドパネルにはヘアライン加工を施したアルミ製一枚板を使用し,シンプルかつスタイリッシュなデザインとなっている。
写真右から,Z800,Z600,Z400。新デザインは,自動車・工業デザインのリーディングカンパニー「BMW Group Designworks」との協調により実現した。サイドパネルにはヘアライン加工を施したアルミ製一枚板を使用し,シンプルかつスタイリッシュなデザインとなっている。

Z800の内部の様子。最新アークテクチャによる優れたパフォーマンスを長期間安定稼働するプラットフォームとして内部構造をモジュラー化とケーブルレス化によって一新することで,優れたエアフローとメンテナンス性を備えた筐体を生み出した。
Z800の内部の様子。最新アークテクチャによる優れたパフォーマンスを長期間安定稼働するプラットフォームとして内部構造をモジュラー化とケーブルレス化によって一新することで,優れたエアフローとメンテナンス性を備えた筐体を生み出した。

 日本ヒューレット・パッカード(株)(以下,日本HP)は4月6日(月),帝国ホテル(千代田区)において,ワークステーション新シリーズ「HP Z Workstationシリーズ」の記者発表会を開催した。

  同社は,ワークステーションビジネスにおいて,国内販売台数のシェアNo.1を占めている。今回発表されたHP Z Workstationシリーズは,インテルの最新Xeonプロセッサーを搭載するデスクトップ型ワークステーションで,拡張性の高いパワフルなハイエンドモデル「HP Z800 Workstation(以下,Z800)」,スリムな筐体を採用したミドルレンジモデル「HP Z600 Workstation(以下,Z600)」,低価格・高機能なエントリーモデル「HP Z400 Workstation(以下,Z400)」の3機種がある。目的や用途に合わせてカスタマイズが可能なCTO(注文仕様生産)モデルとして,4月13日から受注を開始し,同月下旬以降に出荷を開始する予定(商品の詳細はこちらへ)。

  発表会では,はじめに同社取締役副社長執行役員/パーソナルシステムズ事業統括の岡 隆史氏が,日本におけるビジネスの概況とワークスステーションビジネスの位置づけについて説明。岡氏は,「当社のコア・ビジネスの核となる製品群の中でも,最も得意とするワークステーション分野の製品と販売体制を強化するという考えの中で,そのスタートラインとして製品群の一新を行いたい」と意気込みを述べた。

  続いて,パーソナルシステムズ事業統括/ワークステーションビジネス本部本部長の小島 順氏が,HP Z Workstationシリーズの特徴を詳述。小島氏は,サイドパネルにヘアライン加工を施した新デザイン,効率の良いエアフローを実現した斬新な筐体内部設計,最新のインテルXeonプロセッサー搭載によるさらなるパフォーマンス向上などを説明した。また,ハイエンドのZ800は,特に高いパフォーマンスを必要とする医療分野などに最適であると述べた。

  最後に,インテル(株)技術本部本部長の及川芳雄氏が,Z800,Z600に搭載されているXeonプロセッサー5500番台について説明した。及川氏は,同プロセッサーの特徴について,スマートかつ高性能,自律的な省電力機能,柔軟な仮想化環境を実現し,新世代のインテリジェント・サーバー・プロセッサーとなっていると述べた。

Z800,Z600はインテルXeonプロセッサー5500番台,Z400は,インテルXeonプロセッサー3500番台を採用している。


●問い合わせ先
日本ヒューレット・パッカード株式会社
カスタマーインフォメーションセンター
TEL 03-6416-6660
http://www.hp.com/jp/