日下部きよ子 会長 （写真1）

●併設機器展示
（PETベンダーを中心に）

機器展示会場開会式

（株）島津製作所

GE横河メディカルシステム（株）

（株）日立メディコ （株）フィリップスエレクトロニクスジャパンメディカルシステムズ

シーメンス旭メディテック（株）

東芝メディカルシステムズ（株）

11月11日（金）〜13日（日）の3日間，東京・江戸川区のタワーホール船堀において，「第45回日本核医学会総会」（日下部きよ子会長：東京女子医科大学核医学・PET診療室，写真1），および併設展示会が開催された。

　本総会は，メインテーマを「協調の医療に向けて−−核医学−−」とし，放射線の法的規制や放射性薬剤の許認可などの諸問題をテーマに，68の一般演題のほか，Juhani Knuuti氏（Turku PET Centre，Turku University Central Hospital，写真3）を始めとした海外の最先端研究に関する特別講演，シンポジウム，パネルディスカッションなどが設けられ，充実した発表内容となった。なかでも，「PETは癌診療にどのくらい貢献できるか？」をテーマとしたシンポジウムにおいて，「第一部　肺癌」では福井大学の伊藤春海氏（写真3），熊本大学の野守裕明氏（写真3）を司会に，静岡県立静岡がんセンターの中川和寿夫氏（写真4），東海大学の江口研二氏（写真4），獨協医科大学の村上康二氏（写真4）が報告。続く「第二部　大腸癌・リンパ腫」では，西台クリニックの宇野公一氏（写真5），浜松医科大学の阪原晴海氏（写真5）を司会に，京都大学の東　達也氏（写真6），東海大学の安田聖栄氏（写真6），武田病院の巽　光朗氏（写真6），国立がんセンター中央病院の渡辺　隆氏（写真6）が講演し，活発な意見が交わされた。

　注目のPET/CTでは，GE横河メディカルシステム（株），シーメンス旭メディテック（株）に続き，東芝メディカルシステムズ（株），（株）フィリップスエレクトロニクスジャパンメディカルシステムズ，（株）島津製作所のPET/CTが相次いで薬事承認され，併設の機器展示会に各社とも実機を展示した。

　なお，次回第46回総会は，2006年11月9〜11日の3日間，中條正敬氏（鹿児島大学大学院医歯学総合研究科）を大会長に，鹿児島県民交流センターにて開催される予定である。

●特別講演(1)：“Diabetes and Heart：Insight by Imaging”
司会：山科　章 氏 （東京医科大学）		Juhani Knuuti 氏 （写真2）

●シンポジウム（3）： PETは癌診療にどのくらい貢献できるか？ 第一部　肺癌
司会：伊藤春海 氏（左），野守裕明 氏（右）（写真3）		（左から）村上康二 氏，江口研二 氏，中川和寿夫 氏（写真4）

●シンポジウム（3）： PETは癌診療にどのくらい貢献できるか？ 第二部　大腸癌・リンパ腫
司会：宇野公一 氏（左），阪原晴海 氏（右）（写真5）		（左から）渡辺 隆 氏，巽 光朗 氏，安田聖栄 氏，東 達也 氏（写真6）