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MRI 2機種をはじめ,“やさしさ”と“オープン”をコンセプトにした新製品を中心に展示

久芳 明本部長
マーケティング統括本部
営業技術本部
久芳 明本部長 マーケティング統括本部営業技術本部

 “やさしさは,見える。―caring with High-Definition”をテーマに,ブースを構成しました。今回日立メディコは,0.3 Tの永久磁石型オープンMRI「AIRIS Vento」と1.2 Tの超電導型高磁場オープンMRI「OASIS」を中心に,64列マルチスライスCT「SCENARIA」,VISTAシリーズ最新機種の多目的デジタル透視撮影システム「EXAVISTA」,超音波診断装置「HI VISION Preirus」など,多くの新製品をそろえることができました。“やさしさ”と,もう1つのキーワードである“オープン”。この2つのコンセプトを,われわれの新たなカラーデザインコンセプトである透明感のある白と太陽をイメージしたスマイルイエローとともに,来場したお客さまにお伝えできるのではないかと思います。 (4月17日取材)
 
ブース

◆ MRI 永久磁石型と超電導型のオープンMRI新製品2機種が登場
   

 MRIでは,0.3 Tの永久磁石型オープンMRI「AIRIS Vento」と,1.2Tの超電導型高磁場オープンMRI「OASIS」の新製品2機種を展示した。

 ブース中央に展示されたAIRIS Ventoは,永久磁石型0.3TオープンMRI「AIRIS Elite」の上位機種。従来の永久磁石型オープンMRI装置の特長である高機能・高画質・高い経済性を保ちながら,コンピュータ系を一新した。高磁場装置と同じプラットフォームを採用し,さらなる画質向上が図られているほか,高磁場装置で使用されているパフォーマンスの高い高速画像演算ユニットを採用したことにより,従来と比較して30倍以上の演算スピードを実現した(同社比)。このほか,コンパクトな装置であるため,施設のスペースを有効活用できるメリットもある。シールドルームも小さくできるため,付帯設備の費用を抑えることが可能。さらに,運転に必要な電力も小さいため,大規模な設備投資が不要で,ランニングコストも抑えることができる。また,新たなカラーデザインコンセプトの下に,新しいカラー・ラウンドフォルムデザインを採用。より患者さんに安心感を与えるデザインとなっている。

 

AIRIS Vento

     
 一方,OASISは,超電導磁石の採用により,高い静磁場強度をオープンデザインで実現したオープンMRIのフラッグシップ装置。米国では昨2008年に発売され,すでに50台以上を受注,30台以上が稼働している。ガントリの開放角度が270°,開口部の高さが44cmと開放性に優れているため,体格の大きな患者さんでも容易に撮像することができる。また,ガントリにはT/R Bodyコイルが内蔵されており,受信コイルを装着しないコイルレス撮像も可能。Large Jointコイルを使用することで,頭部撮像時にも横向きなどの楽な姿勢で撮像することができるため,閉所恐怖症の患者さんにも有用である。これらの特徴によりOASISが実現するきわめて自由度の高い検査環境を,日立メディコは“FreeStyle―磁遊撮像―”と名付けて紹介していた。さらに,OASISには体動アーチファクトを抑制する“RADAR”など,Echelon Vegaと同じアプリケーションを搭載。日立メディコのパラレルイメージング技術である“RAPID”も垂直磁場方式で初めて実現し,撮像時間の短縮も可能にする。また,同社が独自開発した垂直磁場方式のソレノイド受信コイルを使用できるため,均一性の高い高画質な画像を提供できることも特長である。高い静磁場強度とオープンデザインを合わせ持つOASISは今後, IVRやスポーツ科学の分野,fMRIなどへの活用も期待されている。   OASIS

◆ CT 患者さんへのやさしさを追求した64列マルチスライスCT「SCENARIA」を発表
   

 やさしさと使いやすさを追求した64列マルチスライスCT「SCENARIA」を発表した。白を基調とした装置は,ガントリのシルバーリングを境として、リング外側にセレーナホワイト,患者さんが検査中に目にするリング内側は清潔感のあるセレーナホワイトライトと異なる色を採用するなど,外観のデザインから患者さんへのやさしさが追求されている。ガントリは,開口径75cm,奥行きが88cmで大開口径かつ薄型であるため,患者さんに開放感を与え,検査に対する不安感を取り除く効果が期待できる。また,操作者にとっては患者さんにアクセスしやすいというメリットがある。さらに,寝台には47.5cmの幅広の天板を使用しているため,体格の大きな患者さんや高齢の患者さんなども安心して検査を受けることができる。寝台のマットの両端には,内側に折りたたまれたフラップと呼ばれるマット部分があり,必要に応じて引き出して患者さんの体全体を包み込むことも可能である。このほか,ガントリ前面上部に多目的液晶モニタを搭載。スキャナと寝台の位置情報を表示するだけでなく,検査の流れを説明するガイダンス,手話アニメーションによる聴覚障害者へのガイダンス,息止め練習機能など,患者さんとのコミュニケーションツールとして役立つ機能も搭載している。

 

SCENARIA

 
 また,コンソールに横長の24型ワイドモニタを初めて採用し,患者の情報や画像,操作ボタンを効率良く表示することが可能になった。さらに,キーボードとCT検査で使用するスピーカーやマイク,テーブル移動のボタンなどを一体化してコンパクトにまとめたことにより,コンソール周りのスペースを確保した。   コンソール

◆ X-Ray VISTAシリーズの最新機種「EXAVISTA」を中心に展示
   

 X線診断装置の新製品では,2008年7月に発売された多目的デジタル透視撮影システム「EXAVISTA」が展示された。

 EXAVISTAは,2007年発売の「CUREVISTA」の流れを汲むVISTAシリーズの最新機種。最適な検査環境,治療を伴う検査における支援機能の充実化,省スペース・省ランニングコストというCUREVISTAの特長を継承しながら, 40cm×30cmと30cm×30cmの2種類のFPD(VISTA Panel)からニーズに合った最適なシステムの選択が可能であるなど,実用性が向上した。内視鏡検査をはじめ,上下消化管,整形外科,泌尿器,婦人科など,多目的な検査に対応できる。また,天板周囲,特に右奥のスペースを広く確保し,テーブルの奥からも患者さんに容易にアプローチできるほか,テーブルの両端15cmから透視・撮影が可能なため,検査室のドアの配置にかかわらず,同様の操作性を確保できるというメリットがある。さらに,CUREVISTA同様,FPD上の1画素を1データとして,撮影画像と同様に透視画像を表示する詳細透視(オプション)が可能な「VISTA Panel」が搭載されているため,撮影像と同等の解像度を実現する透視像を表示することができる。

30cm×30cmFPD搭載の場合は使用できない。

 

EXAVISTA

     

 EXAVISTAと並んで,CUREVISTAも展示された。CUREVISTAは,2ウェイアームとダブルオフセット機構が特長。従来の映像系の長手スライド機構に横手スライド機構を加えた2ウェイアームにより,テーブルは常に固定したままで視野移動が可能であり,内視鏡検査やIVRの検査でも安全性を確保できるほか,X線管装置支持部をオフセットにしたオフセットアームと,天板と映像系が一体となってスライドするオフセットテーブルにより,テーブル奥に広いワークスペースを確保できる。(2008年度の第38回機械工業デザイン賞の「最優秀・経済産業大臣賞」受賞)

 

CUREVISTA

     

 このほか,両装置共通のコンソールである「VISTA Desk」も展示された。VISTA Deskは,18インチの液晶モニタ2面で構成されており,検査中の透視画像と並べて過去の撮影画像を表示することが可能。また,装置と画像サーバを接続することで,他のモダリティの画像を参照しながら検査を行うこともできる(オプション)。

 

VISTA Desk


◆ US 高画質化と操作性の向上を図った「HI VISION Preirus」
   
 超音波診断装置は,探触子から装置のハードウエアやソフトウエアなどすべてを一新して高画質化を図った「HI VISION Preirus」を展示した。最新のデジタル技術を駆使して開発したデジタル信号処理回路Ultra BE(Ultra Broadband Engine)により,高精度な超音波ビーム形成や高度な画像処理を実現したほか,循環器用の探触子の圧電素子に,従来型の圧電セラミックスよりも高感度かつ広帯域な単結晶を採用。このUltra BEと単結晶探触子により高画質化を実現した。また,操作パネルとモニタが一体で移動するなど操作性も向上している。検査姿勢に合わせて操作パネルとモニタの高さを一回の操作で同時に移動できるため,操作者が楽な姿勢で検査を行うことができる。このほか,モニタにはタッチパネルを採用。大きなアイコンにより直感的な操作が可能である。また,組織の硬さを画像化するReal-time Tissue ElastographyやCTやMRIと超音波診断装置の断層画像をリアルタイムに並列表示するReal-time Virtual Sonographyなど,充実した機能も搭載している。   HI VISION Preirus


◆ Medical IT Solution クリニック・病院向けにスムーズな診療や読影を支援するシステム環境を提案
   
 Medical ITのコーナーでは,クリニックと病院向けのコーナーを設けて製品を展示した。クリニック向けには,レセコン一体型・電子カルテシステム「Hi-SEED」(日立メディカルコンピュータ)と画像診断ワークステーション「NV-1000」を組み合わせた環境を紹介。受付から診察,レセプトオンライン請求まで患者さんのデータがシームレスに連携し,電子カルテ画面から各種検査機器の画像を容易にビューワに呼び出すこともできる。   Hi-SEED

     
 病院向けには,放射線科のワークフローをイメージした製品を展示。放射線情報システム「OPEN-RIS」,NV-1000と読影レポートシステム「Natural Report」を組み合わせた統合読影環境を紹介した。OPEN-RIS から患者情報と合わせて検査オーダ情報をNatural Reportに送信することで,読影医が臨床経過などを把握しながら読影することが可能である。また,NV-1000とNatural Reportの連携により,目的のレポートを表示すると,NV-1000が連動して該当画像を表示。関連画像や過去のレポート,オーダ内容,ティーチングファイルなどを参照しながらのレポート作成やキー画像の編集・貼り付けなどが可能である。このほか,中小規模病院向けの電子カルテシステムとしてWeb型の「Open-Karte」を展示し,Web画像システム「WeVIEW」を組み合わせた環境を紹介した。Open-Karteは,医事・オーダ・電子カルテに加え,看護支援をパッケージ化したシステム。そのほかにも,薬局,放射線科,リハビリ,透析など,各部門で必要な機能もオプションで搭載できるため,部門システムを別途購入することなく,最小限のコストで最適なシステムを実現できる。また,Open-Karte とWeVIEW はWeb型であるため, Internet Explorer を立ち上げることで各端末で使用することができる。   OPEN-RISとNatural Report

Open-Karte

◆ RT 放射線治療装置「Hi-ARTシステム」の有用性をアピール
   

 同社が今年(2009年)1月から販売を開始した米国TomoTherapy社の放射線治療装置「Hi-ARTシステム」のモックアップが展示されていた。

 Hi-ARTシステムは,患者の周囲を360°回転し,ヘリカル方式により最適な角度からがん細胞をねらって照射する新しいコンセプトの高精度IMRT(ビーム強度変調照射)治療装置。CTイメージガイドおよび高速シャッター機構により,患部へ正確な放射線照射が可能となり,正常な細胞へのダメージをわずかに抑えることが可能となった。また,最適化計算と照射技術の進歩により,全治療部位に適応した柔軟な照射を実現。治療可能範囲が拡大したことで,全身への照射も可能である。

 

Hi-ARTシステム


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