GEヘルスケア・ジャパンは核医学装置ワークステーション「Xeleris V」の販売を開始した。従来手動で行ってきた作業を自動化することでワークフローを大幅に改善するとともに，定量値の再現性の向上が見込まれる。

●Q.Volumetrix AI^＊（図1）

Q.Volumetrix AIは，CT吸収補正やコリメータ応答関数補正などの各種補正を組み込んだ定量解析の流れを一連化したソフトウエアである。さらに，臓器の区域分けにディープラーニングを用いており，より再現性の高い各臓器の自動セグメンテーション機能として進化を遂げた。

図1　Q.Volumetrix AI

●Q.Lung AI^＊（図2）

Q.Lung AIは，ディープラーニングにより学習させたデータで肺葉の区域分け処理を行った後，肺換気・肺血流SPECTの区域ごとのボリューム，アップテイクなどの肺機能定量評価を行う。

図2　Q.Lung AI

●Q.Thera AI^＊（図3）

Q.Thera AIは，関心領域における経時的な被ばく線量を評価するためのソフトウエアである。ディープラーニングを用いて学習させたデータにより自動的に行われる臓器の区域分けに加え，関心領域の線量評価が可能であるため，治療効果判定や治療継続の可否判断に寄与する。

図3　Q.Thera AI

＊臓器のセグメンテーションにAIを使用。800シリーズのSPECT/CT，StarGuideに対応。

【Xeleris V】
一般的名称：核医学装置ワークステーション
販売名：ジニー（GENIE）
薬事認証番号：20700BZY00161000
類型：ジニーエクセラリス（GENIE Xeleris）シリーズ
　　　スマートコンソール（Smart Console）シリーズ
【JB05715JA】