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FileMakerによるユーザーメード医療ITシステムの取り組み

医療現場の運用に合わせた柔軟なシステム構築を可能にするツールとして,データベースソフトウエア「FileMaker」の活用が広がっています。そのフィールドは,自作の電子カルテから基幹システムとの連携,診療科や部門の特性に合わせたシステム,地域医療連携システムや連携パスまで,多岐にわたります。ユーザー自らの手によるシステム構築の可能性について,先進の取り組みを紹介します。

第4回 電子カルテや介護支援など診療を支える基幹システムをFileMakerによる“ユーザーメード”で構築

医療現場でのIT化をさまざまなスタイルでサポートするFileMaker。医療機関の規模や役割,診療体制などで異なるニーズを実現する“ユーザーメード”の取り組みを紹介する。

医療法人社団 敬愛会 佐賀記念病院 FileMakerを使ってペーパーレスの電子カルテを“ユーザーメード”で構築し,診療の効率化を低コストに実現

社団法人大島郡医師会病院 介護支援,放射線業務,リハビリ部門などで,FileMakerを使って現場のニーズにきめ細かく対応したシステムを構築

 

FileMakerを核にユーザー,ベンダー,パートナー(FBA)が連携して最適のシステムを構築

データベースソフトウエア「FileMaker」を利用したユーザーメードのシステム構築は,医療機関の規模や運営形態に合わせてさまざまなアプローチが広がっている。FileMakerによるシステム構築をサポートするパートナー(FBA)との連携を含めて,その取り組みをレポートする。

産科専門クリニックをグループで展開し,電子カルテと連携した産科,新生児のデータベースをFileMakerで運用

地域基幹病院で電子カルテと連携した退院サマリのシステムをユーザーとFBAが協力してFileMakerで構築 大分県立病院

 

ユーザーのさまざまなニーズをかたちにするFileMakerによるシステム構築

FileMakerは,ユーザーがインターフェイスからデータベースの設計まで,自らの手で自由度の高い構築を行うことが可能だ。医療現場での診療情報の電子化や,文書のデジタル化へのニーズをかたちにした現場発の“ユーザーメード”のシステム構築を行っている事例をレポートする。

独学3か月で作り上げた“医師の業務を楽にする”ためのシステム 土佐市民病院 診療部長/外科医長 都築英雄氏

質の高いリハビリテーション医療を提供する最適な環境をFileMakerで構築 寿量会熊本機能病院

 

病院情報システムとの連携を広げるユーザーメードの取り組み

医療情報システムの構築が進む中で,医療現場とシステムとのギャップをカバーするために,ユーザー自らが市販のアプリケーションでシステムを“自作”する“ユーザーメード”の開発が広がっている。 これまで個人や診療科の中で使われてきたユーザーメードシステムが,基幹システムの弱点を補完し連携して運用される例が増えている。その先進事例を日本ユーザーメード医療IT研究会(J-SUMMITS)の取り組みを含めてレポートする。

名古屋大学医学部附属病院

名古屋第一赤十字病院

In-Side column ‘自作’に取り組むユーザーを支援するJ-SUMMITS(日本ユーザーメード医療IT研究会:Japanese Society for User-Made Medical IT System) In-Side View 吉田氏×錦見氏 「医療の質の向上」という医療ITの本質的な目的を達成するためのユーザーメードの必要性