【本体価格:2000円(税別)】
保健医療分野の標準化規格であるHL7 V3の日本語版入門書がついに完成。
日本語版HL7 V2シリーズ解説書『HL7:医療情報標準化規格─その概略─』(木村通男 訳)に続く第二弾として,英国HL7協会のメンバーによって書かれた解説書を世界で初めてV3の実装に成功した坂本憲広・神戸大学教授が翻訳。電子カルテ,あるいはポストゲノム時代の電子カルテである「ゲノムカルテ」にも不可欠なHL7 V3を理解するための必読書です。
監 修 木村通男(浜松医科大学附属病院医療情報部教授)
著 者 Andrew Hinchley(HL7 UK)
訳 者 坂本 憲広(神戸大学医学部附属病院医療情報部教授)
体 裁 ■ A5判(並製) ■ 108頁
発 行 2003年11月20日
主要目次
● 第1 章はじめに(Introduction)
1.1 本書は何について書かれているか
1.2 本書は誰を対象として書かれているか
1.3 本書は何を扱っていないか
1.4 本書の利用の仕方
● 第2 章背景(Background)
2.1 HL7 の組織
2.2 HL7 の対象範囲
2.3 HL7 V2 の成功
2.4 HL7 V3 の必要性
2.5 HL7 V3 の優位点
● 第3章V3方法論の主要概念(The Key Concepts of the V3 Methodology)
● 第4 章ストーリーボード(Storyboards)
● 第5 章アプリケーションロール(Application Roles)
5.1 トリガイベント
● 第6 章HL7 V3 メッセージの作成 − V3 モデリング手法−
(Making HL7 V3 Messages −the V3 Modelling Approach −)
6.1 参照情報モデル(RIM)
6.1.1 クラス(Classes)
6.1.2 関連(Associations)
6.1.3 D−MIM とR−MIM におけるモデル表現
6.2 制約と詳細化
● 第7 章R− MIM とD− MIM(R− MIMs and D− MIMs)
7.1 詳細化メッセージ情報モデル(R−MIM)の例
7.2 R-MIM 例におけるクラス
7.2.1 Act(行為)
7.2.2 Entity(実体)
7.2.3 Role(役割)
7.2.4 Participation(参加)
7.2.5 ActRelationship(行為間関係)
7.2.6 非中核クラス(Non-core classes)
● 第8 章R− MIM およびD− MIM のさらなる詳細
(More R− MIM and D− MIM Details)
8.1 エントリポイント(Entry Point)
8.2 クローンクラス(Cloned Classes)
8.3 選択(Choice)
8.4 成果物の識別(Identifying Artifacts)
● 第9 章属性(Attributes)
9.1 属性規則
9.2 構造的属性
9.3 よく用いられる属性
● 第10 章ボキャブラリ(Vocabularies)
10.1 概説
10.2 HL7 ボキャブラリ表
10.3 拡張性
● 第11 章 CMET : 共通メッセージ要素型
(CMETs-Common Message Element Types)
● 第12 章データ型(Data Types)
12.1 コード化データ型(Coded Data Type)
12.2 その他の基本データ型
12.3 数と測定値
12.4 名前とアドレス
12.5 時間
12.6 汎用コレクション
● 第13 章階層型メッセージ記述
(HMDs − Hierarchical Message Descriptions)
13.1 HMD グリッド
● 第14 章実装技術仕様
(ITS − Implementation Technology Specification)
14.1 XML ITS
● 第15 章制約と詳細化(Constraints and Refinement)
15.1 クローン化
15.2 ボキャブラリ制約
15.3 属性の出現の詳細化
15.4 データ型の詳細化
15.5 CMET 制約
15.6 明示的に宣言された制約
● 第16 章ローカル化(Localization)
● 第17 章メッセージラッパー(Message Wrappers)
● 第18 章ツール(Tooling)
18.1 Visio(HL7 テンプレート付)
18.2 RoseTree
18.3 公表用ツール
● 第19 章参考文献および参考書
(References and Further Reading)
● 第20 章用語集(Glossary)
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