コニカミノルタ,X線画像診断システム「AeroDRポータブルソリューション」と「Unitea α」が2013年度グッドデザイン賞を受賞

2013-10-2

X線装置

コニカミノルタ


AeroDRポータブルソリューション

AeroDRポータブルソリューション

コニカミノルタは,情報機器事業の主力製品であるカラー複合機(MFP)「bizhub (ビズハブ)」シリーズ5機種とプロダクションプリント分野向けデジタル印刷システム「bizhubPRESS(ビズハブプレス」」シリーズ2機種,及び回診用デジタルX線画像診断システム「AeroDR(エアロディーアール)ポータブルソリューション」と診療所向けデジタルX線画像診断システム「Unitea α(ユニティア アルファ)」が,公益財団法人日本デザイン振興会主催 2013年度グッドデザイン賞を受賞したことを発表した。

ヘルスケア領域でのデザインでは,「医療の診断を高めるデザイン」や,「患者と医師とのより良いコミュニケーションを実現するデザイン」を目指しており,「AeroDRポータブルソリューション」と「Unitea α」は,病室・診療・手術室・緊急外来と言った使用現場環境に配慮しつつ,医療従事者に対する高いユーザビリティの提供と,患者心理にも配慮した外観デザインを目指した。

●AeroDRポータブルソリューション

◆対象機種
* AeroDR /AeroDR UFユニット/CS-7Portable

◆審査会の評価(公式評価コメント)
既存の可搬型アナログX線撮影装置を,買い替えや改造を加えることなく簡単にデジタルX線撮影装置にグレードアップしてくれるシステムである。
多大な導入コストをかけることなく,病室や手術室・救急外来などにおいても手軽にデジタルX線撮影できるようになることは,疾患の早期発見,早期治療の可能性を広めていく意味において大きな意義があるといえよう。DRカセッテは非常に軽量且つ堅牢な設計となっており,表裏の識別を明快にすることで現場でのユーザビリティに配慮されている。
ユニバーサル回診ユニットは可搬性と回診車への収納性を考慮されたデザインとなっており,ベッドサイドでの使用を想定したタブレット型PCは統一化されたインターフェース・デザインによって迷いのない操作感をもたらしている。また,それぞれのユニットは 明快なカラーコーディネーションによって,システムとして統一感のあるものとなっている点も評価された。

◆製品の特長
X線自動検出技術「AeroSync(エアロシンク)」を搭載したカセッテ型デジタルX線撮影装置「AeroDR」に,ユニバーサル回診ユニット「AeroDR回診車UF(ユニバーサルフィット)ユニット」,タブレット型PCを採用した画像診断ワークステーション「CS-7 Portable」の3点をセットにした「AeroDRポータブルソリューション」は,既設のアナログ回診車に改造を加えることなくデジタル化できるため低コストでの導入が可能。これにより,病室,手術室,救急外来などにおいてX線撮影後,その場で瞬時に画像確認を行うことができる。また,「AeroDR」は従来に比べ約半分のX線照射量でも高画質の診断画像が得られるため,X線照射量低減とデジタル画像診断のさらなる効率化に貢献する。

●診療所向けデジタルX線画像診断システム

診療所向けデジタルX線画像診断システム

診療所向けデジタルX線画像診断システム

◆対象機種
* Unitea α / AeroDR

◆審査会の評価(公式評価コメント)
医療現場のIT化が進んでいるが,複数の機器やシステムをまたぐデータ連携において課題も多い。本システムは診断画像の管理だけでなく,電子カルテも統合化することで,患者データを一元管理できるオールインワンの先進的なソリューションとなっている。
X線画像診断がアナログからデジタルへ移行していく中で,同社のDRのシステムは高画質の画像による診断精度の向上と作業の効率化,患者の被曝リスクの低減,また高いスペース効率化を達成してきた。加えて今回,統合化されたアプリケーションが連携することで,ひとつのX線診断ソリューションとして完成されたサービスを提供していることを評価した。また,操作性を考え従来からのUI作法は踏襲しながらも,タブレット端末などを使った新たな利用価値を提案しているなど,たゆまぬ新たなチャレンジへの姿勢も評価したい。

◆製品の特長
「Unitea α」は,カセッテ型デジタルX線撮影装置「AeroDR」のコントロール機能のほか,様々な診断用画像のビューワやファイリング機能を一体化した医療用画像オールインワンシステム。医療のIT化を目指すクリニック(診療所)での利用に合わせ,SaaS型電子カルテが搭載可能で,診断用画像とカルテ情報の一元管理を容易に行うことができる。また,iPadで院内・院外を問わず医療データの参照も可能です。「AeroDR」は従来に比べ約半分のX線照射量でも高画質の診断画像が得られるため,クリニック(診療所)でのX線照射量低減とデジタル画像診断のさらなる効率化に貢献する。
※ライフサイエンス コンピューティング(株)「OpenDolphinクラウド」を使用

 

●問い合わせ先
コニカミノルタ(株)
広報グループ
TEL 03-6250-2100
http://www.konicaminolta.jp/

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