日本HP,クアッドコア搭載のウルトラブック™ をはじめとするモバイルワークステーションを発表
〜デスクトップ・ワークステーションには,ストレージと冷却機構の新たなオプション製品を追加〜

2016-1-29

ワークステーション

日本HP


(株)日本HPは,クアッドコアのXeon® プロセッサーを搭載したウルトラブック™ HP ZBook Studio G3 Mobile Workstation(以下,ZBook Studio)」をはじめとするモバイルワークステーションの新製品3機種を発表した。また,デスクトップ・ワークステーション「HP Z Workstation」シリーズ向けに,高速動作を実現したストレージソリューション「HP Z Turbo ドライブ Quad Pro」,高い冷却効率でシステムの動作音を抑えた革新的な冷却ソリューション「HP Z クーラー」をオプション製品として追加する。

新製品は,日本HPのオンラインストアHP Directplus( http://www.hp.com/jp/directplus_smb ),HP Directplusコールセンター,日本HP販売代理店,HP Directpartnerで,2016年2月下旬より順次販売を開始する。

〈薄型軽量のアルミ一体型筐体にデスクトップクラスのパフォーマンスを実装〉

「ZBook Studio」は,HPが30年間に及ぶワークステーション開発によって培ってきた技術と実績,「HP Z Workstation」シリーズのDNAを結集し,高い処理能力を必要とするプロフェッショナルユーザーのモバイル用途に,薄型のスタイリッシュなデザイン,デスクトップ・ワークステーション並みのパフォーマンス,堅牢性を兼ね備えたモバイルワークステーションである。

薄さ18ミリ,重量約2キロという薄型軽量の15.6インチフルHDディスプレイ搭載モバイルワークステーション「HP ZBook Studio」は,プロフェッショナル向けの仕様により,製造業や医療,金融,公共/教育といった業界から,外出先でも高いパフォーマンスを求める映像制作や建築土木業界などのニーズにも応える。

プロセッサーには,第6世代インテル® クアッドコア・プロセッサーを採用し,Core™ i-7 6700HQに加え,HP初となるXeonプロセッサーも選択可能となったことで,上位モデルでは最大32GBのECCメモリを活用できるようになった(*1)。ストレージには256GB SSD「HP Z Turbo ドライブDrive G2」を,グラフィックスには新型NVIDIA® Quadro® M1000M 4GB GDDR5(Special Edition)を標準で搭載し,外出先でもデスクトップ・ワークステーション並みの高いパフォーマンスで作業を行うことが可能。
外部ポートには,Thunderbolt™ 3対応のUSB Type-Cポートを2基備え,4K対応ディスプレイの2画面外部出力も可能なほか,画像,映像処理などの用途向けに,4K UHDディスプレイ搭載モデルも提供する(2016年5月予定)。

また,オプションの「ZBook G3専用ドッキングステーション」を使えば,Thunderbolt 3(DisplayPort 1.2,USB 3.1 Gen 2,PCIeに対応),4基のUSB 3.0,RJ-45,VGA,コンボオーディオ,2基の追加DisplayPortを通じ,さまざまなデバイスの接続が可能。

〈外出先でも長時間利用可能な15インチ,17インチのモバイルワークステーション〉

15インチ,17インチの「HP ZBook」モバイルワークステーションは,従来製品との比較で大幅な薄型軽量化を実現した。

15.6インチディスプレイ搭載「HP ZBook 15」は,内部と外部の両方で設計を見直し,従来機と比較して,約27%の薄型化と約7%の軽量化を実現した。
また,バッテリ駆動時間は前世代製品と比べて約27%向上して約14時間の長時間利用が可能となった(*2)。インテル Core/Xeon プロセッサーの両モデルを用意し,Xeonモデルでは64GB ECCメモリが利用可能なほか(*1)。ストレージには,256GB「HP Z Turbo ドライブ G2」を採用。
外部ポートにはThunderbolt 3対応USB Type-C ポート2基を搭載し,高い拡張性を提供する。

17.3インチディスプレイ搭載「HP ZBook 17」は,バッテリ駆動時間が約67%向上して約16時間となったほか(*2),従来機との比較では約25%の薄型化と約11%の軽量化を実現。インテル Core/Xeon プロセッサーの両モデルを用意し,両モデルともに256GB「HP Z Turbo ドライブDrive G2」を搭載,Xeonモデルでは最大64GBのECCメモリが利用可能(*1)。また,「ZBook 17」はM4000M QuadroまでのNVIDIAグラフィックスにも対応している。外部ポートには,Thunderbolt 3対応USB Type-C ポート2基を備える。

「ZBook Studio」同様,「ZBook 15」,「ZBook 17」はいずれも,最新のNVIDIA Quadro Professionalグラフィックスを搭載しており,前世代グラフィックスと比較して約2倍のパフォーマンス性能が得られる。

また,今回発表のシリーズ3製品は全て,落下試験,砂塵試験を含む14項目(従来製品 9項目)の米軍調達基準(MIL-STD 810G)に適合する高い信頼性を特長としており(*3),映像制作の際のロケーション先や建設現場,製造現場など,過酷な環境下での使用も可能。さらに,「HP ZBook」シリーズには,遠隔地間のコラボレーションを実現する「HP Remote Graphics Software」,最適なパフォーマンスを実現する「HP Performance Advisor」,より高い信頼性・高速のネットワークパフォーマンスを実現する「HP Velocity」がプリインストールされている。

〈デスクトップ・ワークステーションのパフォーマンスを向上する新オプション〉

「HP Z Workstation」シリーズには,1枚のPCIeカードに最大4つの超高速「HP Z Turbo ドライブ G2(M.2 SSD)」モジュールを搭載可能な「HP Z Turbo ドライブ Quad Pro」,画期的な静音冷却ソリューション「HP Z クーラー」の二つのオプション製品を追加する。

「HP Z Turbo ドライブ Quad Pro」は,最大9.0GB/sのシーケンシャル性能を実現(*4)するほか,停電発生時の作業内容を正確に保存する停電保護回路によって,データを安全に保護する。
「HP Z Turbo ドライブ Quad Pro」は,「HP Z440」,「HP Z640」,「HP Z840」の各製品に対応しており,メディア/エンターテインメント,CAD/CAM/CAE,建築,金融,ヘルスケア,科学イメージング,石油/ガス探査など,高速な演算処理を必要とする業界向けに高いパフォーマンスを提供する。
なお,「HP Z240」ならびに「HP Z240SFF」には,最大2枚の「HP Z Turbo ドライブ G2」を搭載可能。

「HP Z クーラー」は,HPの30年に及ぶイノベーションと信頼性を基にした,ポンプや配管を不要とするシンプルかつ先進的な静音冷却ソリューション。CPUのファン速度を抑えることで,過酷なワークロードを実行する際でも動作音を抑え,最大8.5dBAの音響レベル低減を実現した。動作音によるストレスを最小限に抑え,ユーザーの生産性向上を支援する。こうした動作音の低減のメリットは,3Dベイパーチャンバー技術と画期的なハニカム構造のフィンを組み合わせた,HP独自の革新的排熱ソリューションによって実現している。 
「HP Z クーラー」は,「HP Z440」と「HP Z840」に搭載可能。

*1:ECCメモリは,インテル Xeon構成で利用可能なオプション。
*2:HP G2プラットフォームのMobileMark07ベンチマーク試験とHP G3プラットフォームのMobileMark14ベンチマーク試験の比較。バッテリ駆動時間は,製品モデル,構成,使用アプリケーション,機能,用途,無線機能,電源管理設定など,多数の要因に左右されます。バッテリの最大容量は,時間,使用とともに自然に減少する。その他の詳細については, www.bapco.com を参照。
*3:MIL STD 810G試験は,米国国防総省調達要件または軍事用途への適合を証明するものではない。試験結果は,これらの試験条件における将来のパフォーマンスを保証するものではない。
*4:シーケンシャル読み込み性能は,ワーカー数12,Queue Depth値128,ファイルサイズ128Kの設定による,Iometer 1.1.0を使用した試験に基づく。

 

●問い合わせ先
(株)日本HP
カスタマー・インフォメーションセンター
TEL 0120-436-555(携帯電話,PHS:03-5749-8291)
HP Directplus PCサイト:http://www.hp.com/jp/directplus_smb
http://www.hp.com/jp/

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