コニカミノルタ,東京サイト八王子に研究開発新棟を建設

2013-4-8

コニカミノルタ


SKT外観

SKT外観

コニカミノルタ(株)は,東京サイト八王子(東京都八王子市,以下東京サイト)敷地内に研究開発新棟(以下,SKT)を建設する。

1963年の開設以来,独自のコア技術開発の中核拠点として機能してきた東京サイトは,SKT完成の暁には,3000名以上の人員を有し,コニカミノルタの研究開発を牽引する存在になる。変化の激しい環境下にあって,生活や社会の質を向上させる「新しい価値」を生み出すイノベーションこそが「力強い成長」の源泉であり,SKT建設は「価値創造力」の一層の強化に向けた同社グループの未来への投資と位置づけている。4月中に着工し,2014年4月の竣工を予定している。
地上7階,延床面積約4万平方メートル(予定)のSKTは,コニカミノルタにおける最大規模の研究開発施設となる。計画に当たっては,社会の課題に向き合い,成長が期待される分野で「新しい価値の創造」を実践すべく,コニカミノルタならではの商品・サービスの提供を実現する環境・仕組み作りを重視した。

■多面的に技術の融合を促進する「共創の場」

  • SKTには,主力事業(情報機器)の成長を牽引するデジタル印刷システムの設計・試作・評価と言った開発機能が集約されており,それらの円滑な連携による開発効率の向上が期待される。また,耐過重性に優れた十分なスペースや環境試験装置等の各種設備を確保・増強することにより,超大型機種の開発にも対応可能となる。
  • グループ内の共創エリアを設け,組織を超えたコラボレーションを促進する。コニカミノルタは,2013年4月1日に情報機器事業などの連結子会社を合併し,グループ経営体制を再編した。これまで事業会社に分散していた技術を集結し,技術の融合によって生まれる「新しい価値」を魅力ある商品・サービスとして開発していく。
  • 大学・研究機関や企業との連携を促進する社外との「オープンイノベーション」の環境を整備し,内部のリソースだけでは展開の難しかった分野においても積極的に外部パワーを活用して「新しい価値」を生み出していく。
  • 開放的なアトリウムにはコミュニケーションをより活性化するコーナーを設ける予定。

 

■長期的なニーズに対応できるユニバーサル設計
組織・業容の変化にも柔軟に対応し,各階のレイアウトを自由に変更できるユニバーサルレイアウトを採用する。

■地球環境保護に配慮したサステナブルな建物
自然光を大きく取り込むアトリウムや太陽光発電などの様々な環境配慮設備を導入し,働く人にも地球環境にもやさしい施設を造る。また,免震構造を採用し,大規模地震発生時にも研究開発部門が保有する情報や機器・装置を保全する。

5階から見たアトリウム

5階から見たアトリウム

 

●問い合わせ先
コニカミノルタ(株)
広報グループ
TEL 03-6250-2100
http://www.konicaminolta.jp/

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