アドバンスト・メディアブース

音声認識エンジン「AmiVoice」を核として，医療分野においても音声入力システムなどを提供して確固たる地位を築いているアドバンスト・メディア。今回のITEMでは医療関係者向けの音声入力システム「AmiVoice Ex7」を中心に，医療分野の業務効率向上を支援するソフトウエアやサービスを紹介した。
AmiVoice Ex7は，スタンドアローン版とクライアント・サーバ版を展開しており，それぞれ診療科や領域，業務内容の最適化した辞書を用意している。放射線科向けの「AmiVoice Ex7 Rad」は，単純X線撮影，CT，MRI，血管造影など，読影業務に特化した専門辞書を搭載。これまでに1500以上の施設が導入している。入力デバイスの充実化も図られており，「AmiVoice Front SP02」，放射線科向けの「SpeechMike Premium SMP3700」（フィリップス社）のほか，ワイヤレスの「SpeechMike Premium Air SMP4000」（フィリップス社）を用意。SpeechMike Premium Air SMP4000は，Bluetooth接続により，快適な入力を実現する。

1500以上の施設が導入している「AmiVoice Ex7 Rad」

ワイヤレスで快適な入力を実現する
「SpeechMike Premium Air SMP4000」

このほか，ブースでは，iPhoneなどiOSデバイスを用いる医療現場向け記録作成支援サービス「AmiVoice iNote Lite」や議事録などを作成するためのAI音声認識文字起こし支援アプリケーション「AmiVoice ScribeAssist」を紹介した。AmiVoice iNote Liteは，音声入力で作成した記録やカメラの画像を診療端末に送信し，記録作成業務を効率化する。また，AmiVoice ScribeAssistは「ChatGPT」（オープンAI社）との連携した自動要約機能を用意する。

記録業務を効率化し，働き方改革にも寄与する「AmiVoice iNote Lite」