ITEM2024 島津製作所 
ブースインフォメーション


2024-3-25


ブースNo. B5-03

●担当者からのメッセージ

近年,先進国を中心に高齢化が進行し,人々のQOL向上,医療費の増大,医療従事者の人手不足が大きな社会課題となる中,医療現場においてAI技術の活用や自動化が進んでいます。
当社はEvolution, Innovation, Transformation ‒solving challenges together‒をスローガンにお客様の声に耳を傾け,その要望に最先端技術で応えることで社会に貢献してまいります。
ITEM2024では「検査業務の負担軽減」と「シニアヘルスケア」をテーマに,
最新の医療機器・アプリケーションをご用意し,皆様のご来場を心よりお待ちしております。

●主な展示製品

TOF-PET装置「BresTome」
認知症の6割以上を占めると言われるアルツハイマー型認知症にとって待望の疾患修飾薬であるレカネマブが2023年12月に日本で発売されるとともにアミロイドPET検査が保険適用され,大きな注目を集めています。

TOF-PET装置BresTomeはSiPM(Silicon Photomultiplier)検出器を搭載する TOF(Time of Flight)PET装置で,頭部・乳房用に開発した検出器を検査部位に近接することで,全身用PET装置よりも高分解能の画像が得られます。脳内でのアミロイドPETイメージングの薬剤分布を詳細に描出することで,アルツハイマー型認知症の診断に貢献することが期待されています。

また,画像診断技術と並んで島津製作所が有するもう一つのコア技術である分析計測分野では,抗体ビーズによりアミロイドペプチドを選択的に抽出し,コンポジットバイオマーカー値を算出する血中アミロイドペプチド測定システムAmyloid MS CL AXIMAとともに,同システムを用いた受託解析サービスについてもご紹介します。

TOF-PET装置「BresTome」

 

椎体計測ソフトウエア「Smart QM」
急速に高齢化が進む日本において,要介護の要因として認知症,脳卒中に続いて多いのが「骨折・転倒」です。骨粗鬆症は骨の量が減って骨折しやすくなる病気で,患者数は国内で1590万人とされています。骨粗鬆症による椎体骨折は痛みが無いことが多く,治療を受けないでいると他の椎体に骨折が連鎖し患者のQOLを著しく低下させる可能性があるため, 骨粗鬆症を早期発見,治療することが重要とされています。「Smart QM」は,骨粗鬆症診断における椎体骨折評価を支援するQM法による計測ソフトウエアです。患者の胸椎または腰椎X線側面画像をQM法と呼ばれる定量評価法でAIの支援により簡便に計測でき,計測結果を表示します。また計測結果はレポートとして出力が可能で,施設の電子カルテシステムなどに搭載されたDICOM画像表示ソフトでレポートの確認も可能です。

椎体計測ソフトウエア「Smart QM」

 

外科用X線テレビジョン装置「OPESCOPE ACTENO FD type」
“術者にとって見えやすく,操作者にとって使いやすい”をコンセプトに開発されたOPESCOPE ACTENO FD type。大幅な画質向上と低線量化を実現する画像処理「SCORE PRO Advance」は“モーショントラッキングノイズリダクション”と“オブジェクト抽出型エンハンスメント”の画像処理技術を駆使し,手術部位と手技毎に最適化した画像をリアルタイムに提供します。操作性においてはオール電磁ロック式かつカウンターバランス方式による完全マニュアルCアームとすることで,スピーディで直感的なポジショニングが可能です。

外科用X線テレビジョン装置「OPESCOPE ACTENO FD type」

 

血管撮影システム「Trinias」
「ALARA Design※1」「Lean Design」「Sustainable Design」の3つのデザインコンセプトに基づき開発された血管撮影システムTrinias series with SCORE Operaから16×12インチFPDを搭載したC16sを出展します。

※1 国際放射線防護委員会が1977 年勧告で示した放射線防護の基本的考え方を示す概念

「ALARA Design」
治療の成功を最低限の総線量で達成するためのデザインコンセプトです。血管撮影システムとしては世界で初めて※2,画像処理エンジンにAIを搭載し,ノイズ抑制やコントラスト強調により一般的に低線量下では捉えにくくなるカテーテル・ガイドワイヤー・ステント等の治療デバイスの視認性を向上させました。これにより血管造影検査やカテーテル治療でのX線照射時間の9割を占める透視によるX線被ばく量を40%以上削減※3できます。

※2 2022年3月現在発売済みの血管撮影システムの画像処理エンジンにおいて(当社調べ)
※3 装置標準(7.5pps,10pps モード)での従来比(Air Kerma Ratio)

「Lean Design」
血管撮影システムにおける無駄を極限まで無くし,シーンに合った効率的なワークフローを可能にするコンセプトです。ベッドサイドと画像コンソールの両側に備えられたタッチパネルでは100以上の機能をカスタマイズでき,医師や診療科毎など各医療施設の使用状況に合わせて24種類迄設定できるため装置を効率よく活用できます。

「Sustainable Design」
より長い期間,高いパフォーマンスで装置を使用するためのコンセプトです。サブスクリプションサービスSCORE Link(年間契約)により,定期的にソフトウェアのアップデートを行えるため,装置導入後いつでも最新ソフトウェアで検査や治療が行えます。

「Sustainable Design」

 

回診用X線撮影装置「MobileDaRt Evolution MX8 Version」
伸縮式支柱やコンパクトな装置本体による前方視認性と快適な走行性や,パワーアシスト機能「GLIDE VIEW」による滑らかで小回りの利く操作性を実現したFPD搭載タイプの回診用X線装置です。
当社は「DR “NEUTRAL”」というコンセプトを掲げ,回診用X線撮影装置と医療現場のニーズに合わせたDR システムの組み合わせを可能にすることで,柔軟かつ最適なソリューションをご提案します。

回診用X線撮影装置「MobileDaRt Evolution MX8 Version」

 

c-type
キヤノン社製DRと組み合わせるc-typeでは,手術後のX線撮影において,ガーゼ等の可能性のある領域を強調表示する遺残確認支援ソフトウェア「Smart DSI」をご紹介します。
外科手術における手術器具などの体内遺残の発生は,患者の身体的リスクだけでなく,医療施設の社会的信頼性に影響を及ぼす重要な課題となっています。当ソフトウェアにより,多忙な医療現場の負担低減を支援します。

k-type
コニカミノルタ社製DRと組み合わせるk-typeでは,シリアル撮影をご紹介します。フレームレート最大15fps,最大20 秒でシリアル撮影を行い,参照画像を本体搭載の大型モニタで確認できます。連続した静止画を動画として提供することで,移動困難な患者の肺の動きなどを確認でき,より多くの情報で診断を支援します。

製造販売承認番号,一般的名称,販売名
30200BZX00329000   核医学診断用ポジトロンCT装置 [TOF-PET装置 BresTome]※
   
製造販売認証番号,一般的名称,販売名
303ABBZX00063000   X線画像診断装置ワークステーション用プログラム[X線画像診断装置ワークステーション用プログラム AI-Station]
225ABBZX00105000   移動型デジタル式汎用一体型X線透視診断装置[外科用X線テレビジョン装置 OPESCOPE ACTENO]※
224ABBZX00053000   据置型デジタル式循環器用X線透視診断装置[血管撮影システム Trinias]※
220ABBZX00229000   移動型デジタル式汎用X線診断装置[回診用X線撮影装置 MobileDaRt Evolution]※
   
※ 特定保守管理医療機器

 

●セミナー情報

第83回日本医学放射線学会総会ランチョンセミナー 22
「一般撮影画像診断技術の革新」
日時:4月13日(土)12:00~12:50
会場:パシフィコ横浜 会議センター 3階315
座長:尾尻 博也 先生 東京慈恵会医科大学 放射線医学講座 教授

演者1:田中 修二 株式会社島津製作所 医用機器事業部
     当社一般撮影装置のイメージングトランスフォーメーション

演者2:馬場 隆行 先生 今村総合病院 画像診断部 科長
     一般撮影装置におけるトモシンセシスの臨床有用性

演者3:山下 晃司 先生 杏林大学医学部付属病院 放射線部 技師長補佐
     一般撮影装置におけるX 線動態撮影の臨床有用性

共催:第83 回日本医学放射線学会総会 / 株式会社 島津製作所

※本セミナーは,整理券制ではございません。
聴講をご希望の方は,直接会場にお越しください。

●島津製作所ブース

島津製作所ブース

 

●お問い合わせ先
社名:株式会社島津製作所
住所:京都市中京区西ノ京桑原町1
URL:https://www.med.shimadzu.co.jp/


TOP