ITEM2024 ザイオソフト/アミン 取材速報 
新しい4Dイメージング技術「PhyZio/dynamics2.0」(W.I.P.)など新しい画像解析機能を紹介


2024-4-14


ザイオソフトブース

ザイオソフトブース

ザイオソフトは,2022年に登場した次世代ワークステーション「Ziostation REVORAS」に加えて,同社のコア技術である4Dイメージングの「PhyZiodynamics」を進化させた「PhyZio/dynamics2.0」を初お披露目した。がもたらす新しい機能やアプリケーションをアピールした。

Ziostation REVORASの新機能やPhyZio/dynamics2.0を適用した新しいアプリケーションを紹介

Ziostation REVORASの新機能やPhyZio/dynamics2.0を適用した新しいアプリケーションを紹介

 

2013年に登場したザイオソフトの独自技術であるPhyZiodynamicsは,独自の画像補完技術によって心臓などの滑らかな動態の可視化を可能にした。それにより,マルチフェーズでの観察,ダイナミック計測,CT心筋ストレイン解析,4Dモーション解析などを実現した。PhyZio/dynamics2.0は,そのコンセプトを継承しつつ,さらに高速で高機能化を図っている。ブースでは,PhyZio/dynamics2.0を適用した新しいアプリケーションとして,「2Dモーション解析」「CT心筋ストレイン解析」(いずれもW.I.P.)を紹介した。2Dモーション解析は,PhyZio/dynamics2.0によって任意断面での動態の観察が可能で,モダリティで得られたデータから最大で10倍の補完画像を生成できる。CT心筋ストレイン解析では,PhyZio/dynamics2.0のモーショントラッキング技術によってCTデータからの心筋動態評価を実現する。そのほか,4Dモーション解析やMRストレイン解析など従来のアプリケーションもPhyZio/dynamics2.0の適用が予定されている。

PhyZio/dynamics2.0を適用した「CT心筋ストレイン解析」(W.I.P.)

PhyZio/dynamics2.0を適用した「CT心筋ストレイン解析」(W.I.P.)

 

また,REVORASの術前プランニング・シミュレーションのアプリケーションに,従来の「肺切除解析」「肝臓解析」に加えて,新たに「膵切除解析」と「腎切除解析」がラインアップに加わったことを紹介した。膵切除解析では,膵臓周囲の解剖組織を自動抽出して手術計画の立案をサポートするアプリケーションで,術式に合わせた表示やわかりやすいユーザーインターフェイスなど術者が使いやすい機能を搭載しているのが特長だ。また,腎切除解析は,画像作成にかかる時間の短縮と腎切除の術前プランニングをサポートするもので,手術の難易度を表す指標の1つであるR.E.N.A.L.スコアの自動計算など臨床に即した機能を提供する。

新しい術前シミュレーションの「膵切除解析」

新しい術前シミュレーションの「膵切除解析」

 

同じく「腎切除解析」

同じく「腎切除解析」

 

そのほか,REVORASの3D解析の新たな機能として,“MR骨分離”“脳動静脈分離”が追加された。MR骨分離では,MR画像での3D作成時に抽出点と除外点を指定するだけで簡単に骨の分離が可能になる。また,脳動静脈分離では,血管の分離精度が向上し,ボリュームを細分化した状態で出力でき画像の修正などが容易になりワークフローの改善への寄与が期待できる。

REVORASの3D解析の新たな機能の“MR骨分離”

REVORASの3D解析の新たな機能の“MR骨分離”

 

ブースではタッチパネル端末やREVORASの実機で新機能を紹介

ブースではタッチパネル端末やREVORASの実機で新機能を紹介

 

●お問い合わせ先
社名:ザイオソフト株式会社/アミン株式会社
TEL:03‐5427-1921
URL:https://www.zio.co.jp/


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