RSNA2015 日立 - 粒子線治療
日米10施設に納入実績を持つ陽子線治療を中心に,ヘルスケア事業の治療分野をアピール

2015-12-2

富士フイルムヘルスケア

放射線治療


フルフローテーティングガントリタイプの治療室の1/12モデル

フルフローテーティングガントリタイプの
治療室の1/12モデル

RSNA 2015[第1日目:11月29日]

昨年のRSNA2014に続き,日立のヘルスケア事業を紹介する企画として,ステージでのプレゼンテーションに加え,日米で納入実績を重ねつつある粒子線治療について,模型やパネルでの展示を行った。

このうち陽子線治療システムは,日米で10施設への納入実績を持つ。照射精度を高める独自技術“スポットスキャニング照射技術”や北海道大学と共同開発した“動体追跡照射技術”により,高精度の治療を実現している。また,北海道大学とは,位置決め用コーンビームCT開発も行っており,位置決め撮影で腫瘍の3Dイメージの作成も可能である。もう一つの特徴として小型化したシンクロトロンがあり,従来の周径23mから18mへとコンパクトになったことで,施設用地の縮小を実現した。

システム納入にあたって各施設の要望に応えるため,治療室のタイプは,ガントリが360°回転する最も一般的なフルフローテーティングガントリ,小型のフルフローテーティングガントリ,ハーフフローテーティングガントリ,フィックスビームの4タイプを現在提供している。陽子線治療システムについては,これまでの展示会でも展示したシンクロトロンの模型に加えて,新しく治療室の模型も作成し,来場者に治療室の構成イメージをわかりやすく伝えている。

さらに,日立初となる重粒子線治療システムを,大阪の重粒子線がん治療施設に提供することになった。施設は現在建設中で,2018年の治療開始を予定している。

シンクロトロン模型

シンクロトロン模型

 

 

粒子線治療の技術や導入状況をパネルで紹介

粒子線治療の技術や導入状況をパネルで紹介

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