RSNA2016 シーメンス - テーマ
“Engineering success. Pioneering healthcare. Together.”をテーマに,イノベーションカンパニーとして存在感を示す
2016-11-28
Siemens Healthineers
RSNA 2016[1日目:11月27日]
Siemens Healthineers(シーメンス)は,ヘルスケア部門のブランド名として2016年から使用し始めた「Siemens Healthineers」の名前で出展した。Healthineersは,シーメンスのパイオニア精神(pioneering spirit),エンジニアリングの高い専門知識(engineering expertise)を表す造語。デュアルソースCT(DSCT)に代表されるように,シーメンスの技術は常に画像診断分野に強いインパクトを与えてきた。これは,シーメンスとその社員が持つ,パイオニア精神と高度な専門知識によって実現されたものである。この高い技術力をベースにユーザーとともに歩み,臨床的な価値だけでなく,医療機関経営などトータルでのメリットをもたらすパートナーをめざすという姿勢が,Healthineersには込められている。RSNA2016の展示テーマも同様に,ユーザーと一緒になって技術を進歩させ,パイオニア精神でヘルスケアに取り組んでいくことを訴えている。
RSNA2016初日の11月27日に,報道関係者向けの取材を受けたシーメンスヘルスケア(株)の代表取締役社長兼CEOの森 秀顕氏は,ハードウエアのスペックを進化させるだけでなく,医療機関にベネフィットをもたらすようなソリューションを提供していきたいと,日本市場での事業展開に言及した。また,展示テーマにある“Together”については,現在日本国内にあるシーメンスヘルスケアと体外診断薬・機器事業を展開するシーメンスヘルスケア・ダイアグノスティックス(株)の2法人が一体となって,予防・診断・治療・フォローアップの製品・サービスを提供していきたいと述べた。
実際の展示でも,イノベーションカンパニーとしての存在感を示す新製品が数多く登場した。CTは米国初披露のDSCT「SOMATOM Drive」,SSCT「SOMATOM go」(日本国内薬機法未承認),MRIは1.5T の「MAGNETOM Sempra」(日本国内薬機法未承認),X線血管撮影装置では「ARTIS pheno」(日本国内薬機法未承認)などが発表された。
また,RSNA2016前の2016年10月に発表されたSiemens HealthineersとIBMがWatsonを用いた製品・サービスの開発で協業することがアナウンスされた。RSNA2016の展示でもそのトピックが紹介され,来場者の関心を集めた。
|
|
|
|