フィリップスがMRIユーザーズミーティング全国大会「Gyro Cup 2014」を開催

2014-9-22

フィリップスエレクトロニクスジャパン

MRI


会場の様子

会場の様子

(株)フィリップスエレクトロニクスジャパンは2014年9月19日(金),同社MRIのユーザーズミーティングの全国大会である「Gyro Cup 2014」をウェスティン都ホテル京都(京都府京都市)にて開催した。
Gyro Cupは,全国22のユーザー会を10ブロックに分け,各ブロックから選出された代表者10名と推薦枠2名,計12名のファイナリストが発表を行い,特別審査員と参加者約300名による審査でアワードが決定される。2年に1回のペースで開催されており,今回は2010,2012年に続いて3回目の開催となる。今回の特別審査員は,審査委員長の堀 雅敏氏(大阪大学医学部附属病院)をはじめ6名のMRIのスペシャリストが務めた。

Gyro Cupの開催経緯や目的について,初回から特別審査員を務める神戸大学医学部附属病院の川光秀昭氏は,「フィリップスのMRIはユーザーが変更・調整できるパラメータが多く,約10年前に立ち上げた兵庫のユーザー会でも,ユーザーからさまざまなアイディアや工夫が出されるようになりました。そこで,全国のユーザーの知恵を集めてユーザー間で共有し,有効に活用できるようにしたいとの思いから,フィリップスMRIの独自の使い方を発表するGyro Cupが誕生しました」と説明する。Gyro Cupの審査では,特に撮像法やテクニックの独創性や,日常臨床で活用できるアイディアが重視される。創意工夫・画質・臨床的実用性の総合評価で特別審査員と参加者が採点し,Gold Award,Silver Award,Bronze Award,そして,特別賞としてSpecial Awardが,それぞれ1名選出される。

冒頭には,フィリップスヘルスケアクリニカルサイエンス&アプリケーション最高責任者のPaul Folkers氏が登壇し,「Gyro Cupはフィリップスの重要なイベントであり,日本でのコンセプトを引き継いで現在はグローバルでも行われている。ユーザーの知識はMRIの新しい手法の発展に大きく寄与するものであり,また,ユーザーとわれわれの強いパートナーシップが患者さんへの最善のケアを可能にする,臨床上有用でインパクトのあるアプリケーション開発へつながると考えている。本イベントが絆を強める場となることを望んでいる」と挨拶し,審査員と参加者への感謝を述べた。

Paul Folkers 氏(フィリップスヘルスケア)

Paul Folkers 氏
(フィリップス
ヘルスケア)

審査委員長:堀 雅敏 氏(大阪大学医学部附属病院)

審査委員長:堀 雅敏 氏
(大阪大学医学部
附属病院)

審査員:川光秀昭 氏(神戸大学医学部附属病院)

審査員:川光秀昭 氏
(神戸大学医学部
附属病院)

 

このあと,ファイナリスト12名がそれぞれ7分の持ち時間で熱のこもった発表を行った。

〔推薦枠〕佃幸一郎 氏(NTT東日本札幌病院)

〔推薦枠〕佃幸一郎 氏
(NTT東日本札幌病院)

〔推薦枠〕山下素幸 氏(東京逓信病院)

〔推薦枠〕山下素幸 氏
(東京逓信病院)

〔北関東ブロック代表〕新藤雅司 氏(筑波大学附属病院)

〔北関東ブロック代表〕
新藤雅司 氏
(筑波大学附属病院)

     
〔京滋・北陸ブロック代表〕中村昌文 氏(大津市民病院)

〔京滋・北陸ブロック代表〕
中村昌文 氏
(大津市民病院)

〔東京ブロック代表〕吉田学誉 氏(東京警察病院)

〔東京ブロック代表〕
吉田学誉 氏
(東京警察病院)

〔中四国ブロック代表〕古牧伸介 氏(川崎医科大学附属川崎病院)

〔中四国ブロック代表〕
古牧伸介 氏
(川崎医科大学附属
川崎病院)

     
〔北海道ブロック代表〕川角恵里奈 氏(北海道大学病院)

〔北海道ブロック代表〕
川角恵里奈 氏
(北海道大学病院)

〔中部ブロック代表〕水野裕文 氏(土岐市立総合病院)

〔中部ブロック代表〕
水野裕文 氏
(土岐市立総合病院)

〔東北ブロック代表〕藤村雅彦 氏(岩手県立中部病院)

〔東北ブロック代表〕
藤村雅彦 氏
(岩手県立中部病院)

     
〔関西ブロック代表〕大西宏之 氏(王子会神戸循環器クリニック)

〔関西ブロック代表〕
大西宏之 氏
(王子会神戸循環器
クリニック)

〔神奈川ブロック代表〕渋川周平 氏(東海大学医学部付属病院)

〔神奈川ブロック代表〕
渋川周平 氏
(東海大学医学部
付属病院)

〔九州ブロック代表〕馬場隆治 氏(佐世保中央病院)

〔九州ブロック代表〕
馬場隆治 氏
(佐世保中央病院)

 

発表の後,会場を移して行われた懇親会にて,アワードの発表が行われた。投票の結果,Gold Awardに東京ブロック代表の吉田学誉氏(東京警察病院)が選ばれた。吉田氏は「PSIR-B-SSFP法によるdual contrast blood image(DCB image)」と題して発表し,PSIR-SSFPのシーケンス設定で「contrast enhancement=balanced」「flip angle=90°」「delay=shortest」とすることで,血流の影響がないT2ライクのbright blood imageとT1ライクのblack blood imageを,2D,3D,同期有無を問わずに取得できることを報告した。
また,Silver Awardには,関西ブロック代表の王子会神戸循環器クリニック・大西宏之氏(発表タイトル「簡単! Single breath hold B-TFE Inflow Suppression-MRCP」),Bronze Awardには,推薦枠のNTT東日本札幌病院・佃幸一郎氏(発表タイトル「Saturation pulseの新しい使い方〜誰でも簡単,MRAコントラスト改善法〜」),Special Awardには中部ブロック代表の土岐市立総合病院・水野裕文氏(発表タイトル「表面コイルを用いた脳表MRA」)が選出された。

Gold Award:東京ブロック代表・吉田学誉氏(左)とプレゼンターのPaul Folkers氏

Gold Award:東京ブロック代表・吉田学誉氏(左)と
プレゼンターのPaul Folkers氏

Silver Award:関西ブロック代表・大西宏之氏(左)とプレゼンターの高原太郎氏

Silver Award:関西ブロック代表・大西宏之氏(左)と
プレゼンターの高原太郎氏

   
Bronze Award:推薦枠・佃幸一郎氏(右)とプレゼンターの田渕 隆氏

Bronze Award:推薦枠・佃幸一郎氏(右)と
プレゼンターの田渕 隆氏

Special Award:中部ブロック代表・水野裕文氏(左)とプレゼンターの川光秀昭氏

Special Award:中部ブロック代表・水野裕文氏(左)と
プレゼンターの川光秀昭氏

 

特別審査委員長の堀氏は総括で,「受賞に至らなかった発表も含めてどれも非常にすばらしく,採点は難しかった。すぐに使える知識・情報も多く,早速自施設で使ってみたい工夫やテクニックも多かった。レベルが高く,多くの参加者が集まる非常に良い会であることが感じられる」と述べた。

最後に主催者挨拶として,フィリップスエレクトロニクスジャパンヘルスケア事業部長の滝沢一浩氏が登壇し,Gyro Cup参加への感謝を述べるとともに,フィリップスの製品を愛するユーザーが各地でユーザー会を立ち上げ情報交換をしていることに感銘を受けたと話した。そして,ユーザーの知識・情報を製品開発に生かし,ユーザーが納得する製品を提供していきたいと意気込みを語った。

滝沢一浩 氏(ヘルスケア事業部)

滝沢一浩 氏
(ヘルスケア事業部)

   

 

■Gyro Cup 2014 受賞者

【Gold Award】
東京ブロック代表:吉田学誉氏(東京都/東京警察病院)
「PSIR-B-SSFP法によるdual contrast blood image(DCB image)」

【Silver Award】
関西ブロック代表:大西宏之氏(兵庫県/王子会神戸循環器クリニック)
「簡単! Single breath hold B-TFE Inflow Suppression-MRCP」

【Bronze Award】
推薦枠:佃幸一郎氏(北海道/NTT東日本札幌病院)
「Saturation pulseの新しい使い方〜誰でも簡単,MRAコントラスト改善法〜」

【Special Award】
中部ブロック代表:水野裕文氏(岐阜県/土岐市立総合病院)
「表面コイルを用いた脳表MRA」

 

■Gyro Cup 2014 特別審査員

特別審査委員長
堀 雅敏氏(大阪大学医学部附属病院)
特別審査員
川光秀昭氏(神戸大学医学部附属病院)
高原太郎氏(東海大学)
田渕 隆氏(八重洲クリニック)
丹治 一氏(北福島医療センター)
土'井 司氏(大阪大学医学部附属病院)
室伊三男氏(東海大学医学部付属病院) 

ファイナリストと審査員の記念撮影

ファイナリストと審査員の記念撮影

 

●問い合わせ先
(株)フィリップス エレクトロニクス ジャパン
ヘルスケア事業部 お客様窓口
TEL 0120-556-494
www.philips.co.jp/healthcare

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