フィリップスがヘルステック戦略のプレスセミナーを開催し,血管撮影装置の新プラットフォーム「Azurion」を発表

2017-3-22

フィリップス・ジャパン

X線装置


Azurion

Azurion

(株)フィリップスエレクトロニクスジャパンは2017年3月22日(水),コンファレンススクエア エムプラス(東京都千代田区)にて日本におけるヘルステック戦略のプレスセミナーを開催し,同日発売となった血管撮影装置の新世代プラットフォーム「Azurion(アズリオン)」を発表した。

セミナーでは,3月1日付で代表取締役社長に就任した堤 浩幸氏が登壇し,同社のヘルステック戦略を説明するとともに,Image Guided Therapyビジネスマーケティンググループ統括長兼ボルケーノ・ジャパン(株)取締役社長の内田貴之氏が同社のIGT事業とAzurionについて紹介した。

堤 浩幸 氏(代表取締役社長)

堤 浩幸 氏
(代表取締役社長)

内田貴之 氏(IGTビジネスマーケティンググループ統括長兼ボルケーノ・ジャパン取締役社長)

内田貴之 氏
(IGTビジネスマーケティンググループ統括長兼ボルケーノ・ジャパン取締役社長)

 

 

今回発表されたAzurionは,これまで展開してきた「Alluraシリーズ」を16年ぶりに大幅刷新した血管撮影装置の新プラットフォーム。被ばく低減と高画質を両立する“Clarity IQテクノロジー”を継承しつつ,新開発の運用システム“コネクトOS”によりカテ室内のさまざまな機器情報をリアルタイムに統合するとともに,直感的な操作性,ワークフローの改善を実現し,治療の標準化や手技時間の短縮に貢献する。従来のカテーテル治療では,IVUSやOCTなどの周辺機器は個別に操作が必要で,それぞれのモニタに情報が表示されているが,AzurionではコネクトOSにより各社の機器のデータを大型薄型ディスプレイに一覧表示でき,さらに操作室コンソールやベッドサイドのタッチスクリーンモジュールで周辺機器も含めた操作や解析処理が可能となる。また,透視・撮影や画像参照を行いながら,画像操作や解析の完全並行処理が可能なことに加え,手技ごとの透視・撮影条件や画質などのプロトコールを登録できる“プロシージャーカード”機能により事前準備を短縮できることから,全体の手技時間を短縮し,治療室のパフォーマンスを向上させる。

セミナーにおいて堤氏は,創業126年となるフィリップスの事業の変遷を紹介し,ポートフォリオの変革を経て真のヘルステック企業へと進化してきたことを説明。「診断&治療」「コネクテッドケア&ヘルスインフォマティクス」「パーソナルヘルス」の各領域のヘルステックビジネスを推し進め,ナンバーワンのヘルステックカンパニーをめざすとともに,未病・予防の段階から治療後のホームケアまでの一連のヘルスケアプロセスでデジタル化を進めることにより医療の課題を解決していくとの方針を語った。

一連のヘルスケアプロセスのデジタル化を進めナンバーワンのヘルステックカンパニーをめざす

一連のヘルスケアプロセスのデジタル化を進めナンバーワンのヘルステックカンパニーをめざす

 

Azurionの強み

Azurionの強み

 

新開発の運用システム“コネクトOS”のコンセプト

新開発の運用システム“コネクトOS”のコンセプト

 

なお,Azurionは,2017年4月14日(金)〜16日(日)にパシフィコ横浜で開催されるITEM2017(ITEM in JRC 2017 国際医用画像総合展)にて実機が展示される。

 

●問い合わせ先
(株)フィリップスエレクトロニクスジャパン
お客様窓口
TEL 0120‐556‐494
www.philips.co.jp/healthcare

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