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富士フイルム,NVIDIA DGX-2スーパーコンピュータを国内で初導入〜ヘルスケアや高機能材料開発等の分野でAIの研究開発を加速〜

2018-9-13

NVIDIAは富士フイルムがヘルスケアや高機能材料開発等の分野でのAI技術開発を加速するために,日本で初めてNVIDIA DGX-2™ AIスーパーコンピュータを導入することを発表した。

富士フイルムでは複数のNVIDIA DGX-2を構築し,新たなスーパーコンピューティング クラスターを導入する。それぞれのDGX-2に搭載された16基のNVIDIA Tensor コア V100 GPUは NVSwitch™ と呼ばれるNVIDIAの革新的なAIネットワーク ファブリックにつながっていて,2.4TB/秒のスループットを提供する。

新しいディープラーニング モデルの開発,テスト,デプロイ,拡張をすばやく行えるようにするために設計されたNVIDIA DGX-2は,ヘルスケアをはじめ様々な分野におけるコンピューティングの限界を押し広げ,AIの研究と実装を加速させる。

エヌビディア日本代表兼米国本社副社長 大崎真孝氏は,次のように述べている。
「メディカルケアの精度の向上と拡充は,社会における最大級の課題です。医療画像システム分野での富士フイルムの専門技術と,AI分野におけるNVIDIAの最先端の取り組みが組み合わされば,インテリジェントな医療画像システムのブレークスルーとなるアプリケーションの開発と導入が著しく促進されることを確信しています」

富士フイルムの取締役執行役員・チーフデジタルオフィサーである依田章氏は,次のように述べている。
「当社では様々な事業分野でAIを活用しています。例えば,医療分野では,画像診断を支援するAI技術の開発において,複数のNVIDIA GPUによる高速演算を実現してきました。今回のAIスーパーコンピュータの導入により,処理能力が大幅に増強され,従来は数日間を要していたAIの学習時間が数時間以下に短縮されることが期待されます」

富士フイルムは,ヘルスケア事業として,医療画像の解析・認識技術を搭載した医療機器・サービスを提供するメディカルシステムや,医薬品,バイオCDMO,再生医療事業などを手がけている。また,ディスプレイ材料やファインケミカルなどの高機能材料の開発においては,コンピュータを用いたシミュレーションなど計算科学を活用して材料を設計している。

 

●問い合わせ先
エヌビディアPR 事務局
TEL 03-5269-1038 FAX 03-5269-1039
nvidia@jspin.co.jp
www.nvidia.com/ja-jp/