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順天堂医院が患者さんの待ち時間削減に向けて窓口会計を不要にする「料金後払いシステム」を導入〜グローリーと富士通が連携し,会計事務業務を大幅に効率化〜

2019-3-14

システム導入前後の患者さんの流れ

システム導入前後の患者さんの流れ

順天堂大学医学部附属順天堂医院(以下,順天堂医院)は,会計の待ち時間を解消する新たな取り組みとして,グローリー(株)(以下,グローリー)の医療業界向け「料金後払いシステム」(注1)と富士通(株)(以下,富士通)の医事会計システム「FUJITSU へルスケアソリューション HOPE X-W(ホープ エックス-ダブリュ)」(以下,「HOPE X-W」)を連携させた「料金後払いシステム」の運用を2019年4月1日より開始する。これにより,患者さんは診察後に支払窓口で会計をすることなく,帰宅が可能となる。

グローリーの「料金後払いシステム」が,大学病院で導入されるのは国内初で,富士通の医事会計システム「HOPE X-W」と連携させることで,これまで人が処理していた会計の一部作業を自動化し,業務の大幅な効率化を実現する。

1.導入の背景

順天堂医院は,高度医療を担う特定機能病院として,37の診療科と1,032床の病床を有し,1日約5,000人の外来患者さんの診療を行っている。順天堂医院は,これまでもグローリー製の診療費支払機を導入し,会計窓口の混雑や待ち時間の緩和・解消に取り組んできたが,外来患者さんの増加に伴い,さらなる改善が必要であった。そこで,順天堂医院は,後払いを希望する患者さんが事前にQRコードを読み込み,申請画面へ必要情報を登録することで,支払窓口での会計処理が不要となる「料金後払いシステム」を導入した。

2.「料金後払いシステム」の特長

1.患者さんのメリット

 

2.順天堂医院のメリット

 

3.今後の展開

順天堂医院では,2020年3月までに「料金後払いシステム」の利用者数を外来患者さんの約30%(約1,500人)に高めることを目指しており,混雑や待ち時間が緩和・解消された快適な院内環境の提供および会計事務業務の効率化を強力に推進する。

また,外国人医師による診療を可能とする特区認定を受けている順天堂医院は,2020年に向けた訪日外国人患者さんの増加を見据え,各種案内の多言語化や礼拝室の設置など,院内の国際化整備を進めている。外国人患者さんのさらなる利便性向上のため,今後,「料金後払いシステム」の対応言語の拡充も検討している。

注1 「料金後払いシステム」:
(株)システム情報パートナーとの共同開発による医療業界向け後払いシステム。

関連リンク
グローリーの医療業界向け「料金後払いシステム」紹介サイト
「FUJITSU へルスケアソリューション HOPE X-W」紹介サイト

 

●問い合わせ先
順天堂大学医学部附属順天堂医院
医事課
TEL 03-3813-3111(代表) 内線:5077
受付時間:9時〜17時(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)

グローリー(株)
国内事業本部 販売企画統括部
リテール販売企画二部 販売企画1グループ
TEL 03-5207-3061(直通)

富士通コンタクトライン(総合窓口)
TEL 0120-933-200
受付時間:9時〜17時30分(土曜日・日曜日・祝日・同社指定の休業日を除く)