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エンブレース,メディカルケアステーション(MCS)を搭載した高セキュリティ端末「MCS mobile」のレンタルサービスを開始-医療介護従事者向け非公開型SNS-

2020-4-10

MCS mobile

エンブレース(株)(以下「エンブレース」)と日本エンタープライズ(株)(以下「日本エンタープライズ」)は,エンブレースが提供する医療介護従事者向けコミュニケーションツール「メディカルケアステーション(MCS)」をいつでもどこでも,よりセキュアに安心して使用できるタブレット端末「MCS mobile」をリリースした。

現在,MCSは国の政策として推進されている地域包括ケア*1で重要となる医療介護の専門職の多職種連携を支えるコミュニケーションツールとして,全国の医療介護の現場において約10万人が使用している。しかし,厚生労働省が公表している『医療情報システムの安全管理に関するガイドライン』において,セキュリティの観点より医療介護現場におけるBYOD*2の原則禁止(業務における個人所有端末の禁止)が明確化されていることから,かねてよりユーザーからはMCS用のセキュアな端末への要望を受けていた。

そこで,ITを活用した幅広い業務支援を行っている日本エンタープライズが,端末の調達やRPAツールを使ったキッティング(初期設定)などを行い,「MCS mobile」が実現した。医療介護領域に強みを持つエンブレースの実績に加え,多角的事業展開で各業界大手企業と取引してきた日本エンタープライズの法人営業力を活かし,両社は今後共に営業促進を行っていく。

超高齢社会の急速な進行により,これまで一般的であった病院中心の医療から,高齢者一人ひとりが求める生活が実現できるよう地域全体で支える包括的な医療介護システムへのシフトが求められている。また,それと同時に人材不足や長時間労働といった医療介護従事者の就業環境における課題の多さも指摘されている。エンブレースと日本エンタープライズは両社の強みを生かしつつ,これらの社会課題の解決,そして医療介護従事者の皆様の業務課題解決に貢献していく。

*1 地域包括ケア:高齢者が要介護状態となった場合,その家族のみならず,医師,介護士,自治体などが一体となり,高齢者が住み慣れた地域で暮らし続けられるよう支援すること。
*2 BYOD:Bring your own deviceの略。従業員が個人保有のモバイル機器を職場に持ち込み,業務で使用すること。

●MCS mobile概要

(1)BYOD原則禁止への対応
MCS mobileは端末もアプリも厚生労働省『医療情報システムの安全管理に関するガイドライン』に基づいて利用可能

(2)MCSがすぐに利用できる
面倒な初期設定は必要なく,手元に届いたその日からMCSを利用可能

(3)安心のセキュリティ
a)ウィルス対策ソフト
アンチウィルスソフトをプリインストールしている
b)MDM端末管理
- 万が一タブレットを紛失しても365日対応のヘルプデスクに電話すれば,遠隔操作ですぐに端末をロックし第三者からのアクセスを防止する
- 不要なアプリをインストールできない仕様にしている
- 必要なアプリを遠隔からインストールさせることができる
c)Wi-Fi接続の禁止
- セキュアでないWi-Fiに接続することによる情報漏洩を防ぐため,Wi-Fiには接続できない仕様にしている
- 利用状況に合わせて,通信データ容量は3Gまたは6Gを選択できる
d)ヘルプデスク
- 365日対応のMCS mobile専用ダイヤル(9:00-22:00)
- 端末の紛失時や困った時には丁寧にサポート

(4)地図アプリのプリインストール
患者,利用者の訪問前に自宅の場所などをチェックすることで,業務効率アップにつながる

(5)写真をその場で撮ってすぐに共有
文章だけでは伝わりにくいことは写真で共有できる

●「MCS mobile」のレンタルサービスについて
https://www.medical-care.net/html/news/MCS_20200409.html

●医療介護連携SNS「メディカルケアステーション(MCS)」について
MCSは非公開型 医療介護連携SNS。病院,クリニック,薬局,介護施設などで働く医療介護者の多職種連携や患者・家族とのコミュニケーションツールとして,全国200以上の医師会をはじめ全国の医療介護の現場で利用されている。

 

●問い合わせ先
エンブレース(株)
ビジネスイノベーションディビジョン(MCS mobileチーム)
TEL 03-6447-2061
EMAIL: press@embrace.co.jp