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第三世代FPDを搭載した多目的なデジタル透視撮影装置「EXAVISTA」

本庄総合病院

森 啓一 技師長
森 啓一 技師長

多目的デジタル透視撮影装置「EXAVISTA」
多目的デジタル透視撮影装置「EXAVISTA」

EXAVISTAの広いワークスペースが多様で最適な検査環境を提供

本庄総合病院では,機器の更新に伴い順調にデジタル化が進んでいたが,最後に残ったのが長年稼働を続けていたX線透視撮影装置だった。最近では,検査ニーズに十分に対応できないことも増えていたことから2011年6月,MRIと同じタイミングで旧装置の更新を行い,多目的デジタル透視撮影装置「EXAVISTA」が導入された。
EXAVISTAは,“最適な検査環境",“治療を伴う検査における支援機能の充実化",“省スペース・省ランニングコスト",“検査目的に応じたカスタマイズ"をコンセプトに開発された。「第38回機械工業デザイン賞 経済産業大臣賞」などを受賞したオフセットオープン式多目的デジタル透視撮影装置「CUREVISTA」のデザインと機能を継承し,広いワークスペースや,細いガイドワイヤやステント,マイクロカテーテルの視認性を向上させる詳細透視機能などが大きな特長となっている。支持枠や天板周囲の突起物,ケーブル処理などの工夫により,内視鏡装置や超音波診断装置を近くに置いた検査が容易に行えるほか,患者さんへのアクセス性も大幅に向上している。また,天板は床面から48cmの高さまで下げることができ,車いすなどからの患者さんの乗せ替えも容易となり,安全性も向上した。さらに,天板端から15cmの位置から透視・撮影像が表示可能なため,泌尿器検査ユニットと組み合わせた検査においても,術者が無理な姿勢をすることなく検査可能となった。
このほか,画像サーバとネットワーク接続をすればCTやMRIなど他のモダリティの画像と透視画像との並列表示も可能で,検査目的に応じてFPDのサイズを40cm×30cmと,30cm×30cmの2種類から選択することもできる。

被検者へのアクセス性の良さを評価

EXAVISTAのコンソール
EXAVISTAのコンソール

同院では30cm×30cmのFPDを搭載したEXAVISTAを導入し,主に検診目的で使用している。そのため,検査の8割を胃透視が占めるが,ほかに注腸X線検査や経皮経肝胆嚢吸引穿刺法(percutaneous transhepatic gallbladder aspiration:PTGBA),骨折の整復法などが施行されるという。
森技師長はEXAVISTAの有用性について次のように述べている。
「EXAVISTAは寝台が昇降するので非常に使いやすく,特に患者さんが寝たり起きたりする際の負担がとても少なくなりました。また,天板周囲に余裕があるため,透視モニタを術者サイドに設置可能で,点滴ラインの管理や,穿刺の際の患者さんの抑制も容易です。特に穿刺時には,術者と反対側の側面に介助者が入れますので,患者さんと目を合わせて声を掛けることができ,不安軽減にもつながっていると思います」  また,コンソールについて森技師長は,プロトコール選択が容易なこと,画像サイズの切り替えがスイッチ1つで簡単に行えることなどを挙げ,非常に操作しやすいと高く評価している。

(2011年7月22日取材)

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