【株式会社インフィニットテクノロジー】
INFINITT PACS の付加価値─循環器ビューワ,マンモビューワ,デンタルビューワ
従来,PACSとは主に2D画像を参照するためのものであった。このため特別な画像に対しては,PACSとは別システムを用いて対応してきた。しかしその方法では,画像を参照する際に場所が限定されることや,複数のモダリティから送られてくる画像を同時に参照することができず不便である。
「INFINITT PACS」では,院内で使用するすべての画像を一元管理することが可能なため,院内のシステムが複雑にならず管理が煩雑になるのを防ぎ,さらにコストパフォーマンスも優れている。本稿では,INFINITT PACSのオプションの中でも代表的なものを紹介する。
【ケアストリームヘルス株式会社】
Kodak Carestream Power Viewer およびSuperPACS
フィルムレス化が進み,PACSの高機能化・多機能化に対するニーズが高まっている。最近では,高機能な多列CTから発生する膨大な画像データの取り扱いや,PET・核医学といった機能検査における画像の取り扱い,さらにはCADや高度な解析ツール,DICOM画像以外の医用データをPACS上で活用するニーズについて議論されている。
ケアストリームヘルスは,2008年のRSNAで発表した「Power Viewer」および「SuperPACS」を次期バージョン(Ver.11)とし,上記の議論に呼応するだけでなく,地域連携を視野に入れたシステム構築が可能なPACSを2009年度夏に導入予定である。
【シーメンス旭メディテック株式会社】
“高い親和性による効果的ワークフローの実現”に向けたシーメンス社の取り組み
マルチスライスCT装置や新しい概念によるDual Source CT装置の登場,あるいは高磁場MRI装置の登場によって,PACSを取り巻く環境は急激に変化している。1検査あたりのデータ量の増大,1検査あたりの時間短縮に伴う検査数の増加という背景で肥大化するデータ量にもかかわらず,(1)パフォーマンスを継続して提供すること,(2)効率的な読影業務を行えるような親和性の高いアプリケーション連携ができること,(3)読影医の身体的負担を軽減できるアプリケーションツールを提供すること,(4)ヒューマンエラー対策がケーススタディ分析に基づいて講じられていること,などが求められるようになってきている。そこで,このような臨床現場のニーズに応えることが可能な「syngo Imaging」の主な機能を紹介する。
【GE横河メディカルシステム株式会社】
あらゆる画像を一元管理可能な新世代医療画像情報システム「Centricity PACS」
●高速画像表示を実現!
「Centricity PACS」(図1)は,シリーズ発売当初からオンデマンドによる高速画像表示を実現している。Centricity PACSでは,GE独自の可逆画像圧縮技術である "Progressive Wavelet"により圧縮して高速画像転送を行う。さらに,"ダイレクトメモリアクセス"により,ハードディスクに書き込みすることなく,直接メモリに展開し画像表示することで高速化を実現している。
これらの技術により,オンラインサーバにあるすべての画像をオンデマンドで高速表示することを実現した。例えば,2000画像のCT検査を数秒以内に表示することが可能で,そのままページングが行える。近年,CTやMRI等のモダリティから出力されるデータの量は爆発的に増加しているが,高速画像表示は,これらの多量の画像を快適に読影するための,PACSで最も重要な基本機能である。
【東芝メディカルシステムズ株式会社】
フィルムレスの先を見据えて─東芝の考えるPACSのこれから
2008年度の診療報酬改定に伴い,医療機関ではフィルムレス化が急速に進んでいる。また,それだけではなく,レセプトオンライン化など日本版EHR(Electronic Health Record)構想に向けた医療情報電子化の流れが着実に進みつつある。
東芝は,これらに則したソリューションの提供を継続するため,フィルムレス化のみを目的としたPACSは不十分であると判断。 "フィルムレスの先を見据えたシステム"をコンセプトに,弊社PACS「RapideyeCore」のさらなる進化を加速させている。本稿では,その概要を紹介させていただく。
【株式会社日立メディコ】
ユーザビリティにこだわった汎用画像診断ワークステーション
2008年の診療報酬改定以降,フィルムレス化の動きが活発化し,さまざまな形の製品が数多く使われるようになってきた。1日に数多くの診断を行う読影医の先生方にとって,より見やすく,疲れない画像診断装置が望まれてきていることをよく耳にする。そこで,当社の疲れにくい,自分流の見方の実現をめざした診断画像ワークステーションについて述べる。
【ピー・エス・ピー株式会社】
シンスライスを活用する肺結節スクリーニング支援機能,EV Insite
MDCTの機能を生かして,胸部CTを1mm前後で撮影する病院が多くなっている。シンスライスは部分体積効果を軽減する一方,画像枚数の増加につながるため,画質向上と放射線科医の省力の両立が難しい。本稿では,シンスライスを楽に活用しつつ,結節を確実に発見可能とすべく開発した,ビューワ付属の肺結節スクリーニング支援機能について紹介する。