Gd-EOB-DTPA(EOB・プリモビスト:バイエル薬品)は,国内初の肝細胞特異性を有するMR 造影剤である。ダイナミックスタディによる血流診断が可能な上,肝細胞造影相と呼ばれる投与後20分以降での遅延相で,肝細胞に特異的に取り込まれ,腫瘍検出能を向上させる。発売後1年半が経過し,その有用性や問題点が報告されてきている。
 本稿では,当院における撮像法と工夫,そして主な対象疾患である肝細胞がん(hepatocellular carcinoma:HCC)を中心にその有用性や問題点について概説する。

閉じる