CT画像の1つの評価項目として,アーチファクトがある。アーチファクトとは「装置の性能・故障・スキャン状況などにより,本来は存在しないものが再構成画像上に現われる偽像」であり,障害陰影と呼ばれる。特にヘリカルスキャンでは,補間計算等で特有のアーチファクトの発生がある。
  本稿では,CT画像の基礎としてヘリカルアーチファクトの発生と臨床への影響について解説する。

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