大腸がんを中心とした大腸疾患の新しい検査法として,現在,CTコロノグラフィが世界的に注目を浴びている。本邦は世界一のCT大国であるにもかかわらず,その普及が遅れていた。その原因の1つに,世界で標準的に用いられているCTコロノグラフィ用の自動炭酸ガス送気装置1)が承認されていないこともあった。 エーザイ株式会社では,イタリアのBracco社から導入したX線検査用のヨード造影剤「イオメロン」を1994年に,その後MRI用造影剤「プロハンス」も発売し,画像診断領域に貢献してきた。
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