シーメンス旭メディテック、
16列マルチスライスCTの
大腸がん検査用と
肺がん検査用ソフトを発売
(2003/6/23)




■ ともにオープン価格
シーメンス旭メディテック(株)
MSM本部広報担当:浅田
TEL 03-5423-8368
http://www.med.siemens.co.jp



 シーメンス旭メディテック(株)は,16列マルチスライスCT「SOMATOM Sensation Cardiac/16(ゾマトム・センセーション・カーディアック/シックスティーン)」用のソフトウエア2製品を発売した。新製品は,大腸がん検査用「CT Colonography(シーティ・コロノグラフィ)」と,肺がん検査用「Lung CARE(ラング・ケア)」。発売ずみの循環器診断・評価機能を持つ「Heart View(ハート・ビュー)同様,Preventive Care(予防医学)支援というコンセプトに基づき開発されている。「CT Colonography」は,腸内部を3D表示し,被検者に負担をかけずに初期のがんを診断でき,「Lung CARE」は,数百枚の画像をアニメーション表示し,読影効率,早期発見率が向上するという。

「CT Colonography」の主な特長
〈6mmのポリープの描出が可能〉
  • 特徴 
    がんの前段階である6mmからのポリープの発見を支援し,早期発見に貢献する。

〈短時間の検査で被検者の負担を軽減〉
  • 特徴 
    約10秒のスキャン時間で検査でき,内視鏡検査よりも被検者の負担を軽減。画像データは自動的にソフトウエア上で3D画像に再構成され,その画像を見ながらスクリーニングできるほか,複数のポリープの位置を記憶できる。また,ポリープの大きさを計測したり,レポート作成も可能。

「Lung CARE」の主な特長
〈精密かつ効率的な読影〉
  • 特徴 
    1〜3mm厚の胸部画像を操作画面上でアニメーション表示することによって,8〜10mm厚の画像を1枚ずつ読影していたこれまでと比べ,より精密かつ読影効率が向上。

〈微小な病変部位の検診をサポート〉
  • 特徴 
    疑わしい箇所を回転MPR像にして,結節と正常な血管との違いといった,微小な病変部位の検診をサポートする。