シーメンス
世界最速64スライス同時撮影MSCT
「SOMATOM Sensation Cardiac 64」と
「SOMATOM Sensation 64」を発売

(2004/8/2)




●価格
6〜12億円
●問い合わせ先
シーメンス旭メディテック(株)MSM本部:平山
TEL 03-5423-8368
http://www.med.siemens.co.jp


 シーメンス旭メディテック(株)は,世界最速64スライス同時撮影マルチスライスCT「SOMATOM Sensation Cardiac 64」と「SOMATOM Sensation 64」を発売した。

 
主な特長

〈最先端のデータ収集技術「z-Sharp」〉
新型X線管「Straton」と独自のデータ収集技術「z-Sharp」が,64スライス同時データ収集を可能にした。「z-Sharp」は,X線管の体軸方向に2つの焦点位置をつくり出し,検出素子数の倍のデータ収集を可能にする技術で,0.4mmの等方向分解能を持つボリュームデータ収集を可能にする。

〈世界最速0.33秒/回転のガントリ回転スピード〉
「Straton」と「z-Sharp」により,世界最速の0.33秒/回転のガントリ回転スピードを実現(「SOMATOM Sensation 64」は0.37秒/回転)。これにより,心臓全領域の撮像時間は従来の半分以下に短縮される上,造影剤の量も減らせる。

〈画像作成スピードの高速化〉
64スライス同時撮影マルチスライスCTのデータ量は1秒当たり194画像という膨大な量に上るが,スーパーコンピュータ並の処理能力により,512×512マトリクスで最高15画像/秒での作成を実現。データを効率的に活用できる。

〈循環器に特化〉
循環器に特化した豊富なソフトウエアや,心電モニタをガントリに内蔵。心電同期撮影も可能となっている。

〈低被ばく化対策プログラム「CARE Solutions」〉
被検者・検査者の被ばくを最小限に抑える「CARE Solutions」という独自のプログラムを開発し,ローエンドからハイエンド機種まで低被ばく対策を施している。

〈快適な操作環境〉
操作環境にシーメンスの画像診断装置の共通プラットフォームソフト「Syngo」を採用。優れた操作性を実現している。