東芝メディカルシステムズ
0.5ミリスライスで
64列同時撮影可能なMSCT
「Aquilion 64列システム」を発売
(2004/9/2)



価格 19億円

■東芝メディカルシステムズ(株)CT事業部
■03-3818-2090
http://www.toshiba-medical.co.jp


東芝メディカルシステムズ(株)は,スライス厚0.5mmで64列同時撮影可能なマルチスライスCT「Aquilion 64列システム」と,全心臓領域の検査を7秒以内で完了する「Aquilion 64列システム スーパーハート エディション」を発売した。

主な特長

〈ボリュームスキャン〉

全身をスキャンし,ボリュームデータとして保存,フィルミング,画像転送などが行える。また,ボリュームデータを部位別の複数の範囲に分けて,個別に再構成条件を指定することができる。

〈スキャン中も再構成が可能〉

リアルタイム並列独立処理のプロセッサ技術により,スキャン中も再構成が行える。最大10枚/秒の超高速再構成技術とともに,快適な検査ワークフローを提供する。

〈高速ヘリカルスキャン〉

1回転で64スライス同時収集と0.4秒の高速スキャン(オプション)が可能。0.5mmスライスを使った全肺野の精密検査が7秒,心臓が7秒以内で高画質撮影できるため,息止め時間が短縮。患者負担も軽減される。

〈高精度等方性スキャン〉

1回の息止めで,0.5mm厚の広範囲のアイソトロピック画像が得られ,どの角度でも画質を損なわずに観察ができる。

〈超高精度64列5万7344素子検出器〉

世界最薄0.5mmスライス厚で,世界最多5万7344素子検出器を採用し,体軸方向に32mmの範囲をスライス厚0.5mmで64スライス同時スキャンが可能となった。

〈高画質再構成〉

ヘリカル・コーンビーム再構成技術により,画像再構成面に近いビューデータのみを取り込むことで,コーン角度効果を低減。アーチファクトを減らし,高画質を実現した。