日立メディコ、
e-Comテクノロジーを体現した
デジタル超音波診断装置
「EUB‐8500」を発売
(2003/1/20)



■ 価格
  6800万円(標準システム)
■ (株)日立メディコ
■ 製品担当:中村
■ TEL 03-3293-1897
http://www.hitachi-medical.co.jp

 (株)日立メディコは,デジタル超音波診断装置「EUB-8500」を発売した。超音波診断装置における基本コンセプト「e-Tool」を発展させた「e-Comテクノロジー」をもとに開発されている。造影剤対応機能など最新技術を搭載し,アーチファクトの少ない高画質を実現。日本語表示にも対応しており,OSにはWindows NTを採用。操作性も重視している。同社では,初年度150台の国内販売を見込んでいる。
 

●「EUB-8500」の主な特長
〈リアルタイム電子コンパウンドイメージング〉
  • 特徴 
    複数方向に送信した情報を重ね合わせて画像を作成しアーチファクトを低減,高精細な画像を短時間で得られる。また,周辺の輝度を自動解析して画像を最適化するHI REZ機能を併用することで,臓器などの構造物の認識能力が向上する。

〈複数箇所の焦点設定を1回の送信で可能にするUCI技術〉
  • 特徴 
    独自のフォーカスアルゴリズムを用いる造影剤用新技術UCI(Uniform Contrast Imaging)により,複数箇所の焦点設定が1回送信で可能なため観察箇所全体を均一に染影。広範囲で安定した造影剤の観察ができる。

〈造影剤対応機能のWPI(Wideband Pulse Inversion)〉
  • 特徴 
    ハーモニックイメージングの弱点とされる深部感度を,Pulse Inversion法という広域帯信号処理により改善。空間分解能とペネトレーションを両立させた画像の観察ができる。

〈造影剤を使用しないハーモニック像でも高画質を実現〉
  • 特徴 
    ティシュー・ハーモニックに,WPI法を応用したAdvanced dTHI(Advanced dynamic Tissue Harmonic Imaging)を用いることで,深部感度が向上。造影剤を使わずに高分解能,低アーチファクトの良い画質が得られる。