島津製作所、
心臓専用バイプレーン
システム
「DIGITEX Premier HBi」を発売
(2003/9/11)


■ 5億円
(株)島津製作所
医用機器事業部マーケティング部販売促進課
TEL 075-823-1271 FAX 075-811-8185
http://www.shimadzu.co.jp

 (株)島津製作所は,心臓専用バイプレーンシステム「DIGITEX Premier HBi」を発売した。一度の造影で2方向からの同時撮影が可能なため,造影剤量の低減など,心臓の血管撮影,PCI(Percutaneous Coronary Intervention)を効率良く行える。同社では,検査負担の大きな小児造影に有効なシステムとしており,初年度15台の販売を見込んでいる。

「DIGITEX Premier HBi」の主な特長

〈従来の1.5〜2倍の回転速度を持つ高速Cアーム〉

バイプレーン時15°/sec,シングルプレーン時25°/secの高速ポジショニングを実現。切り替えもすばやく行える。また,Cアーム同士や検診台との接触を防ぎ,安全に検査できるようプログラミングされている。

〈安全,スピーディな位置決めが可能〉

天井からつり下げるアームは,先端が伸縮し,単独でアイソセンタ(焦点)の高さを調節できるので,検診台の高低を動かさずに位置決めが可能。角度を変えても関心領域を追う「Cyber-Chase(サイバーチェイス)」機能も搭載した。さらに,バイプレーン時のポジショニングを72種類記憶するダイレクトメモリにより,スピーディな位置決めができる。

〈被曝低減機構を装備〉

透視中のX線量を選択できる「低線量パルス透視」や「FPO(Fluoro Power Optimizer)機能」など,透視モードを装備。不要なX線を除去するための「MBH(Multi Beam Hardening)フィルタ」を搭載。

〈診断能の高い画像〉

画像収集装置は,心拍の速い小児検査で必要とされる60枚/secの高速バイプレーン収集に対応。PCIに最適な画像を提供するハレーション抑制機能「D.D.C.(Digital Dynamic-range Control)」や,最適な画像をリアルタイムでモニタに表示する「A.W.C.(Active Window Control)」などを搭載。