シーメンス旭メディテック、
フラットパネルディテクタ
搭載
心血管アンギオグラフィ
システム
「AXIOM Artis dBC」を発売
(2003/8/29)




■ 4億5000万〜7億2000万円
シーメンス旭メディテック(株)
MSM本部
  マーケティングコミュニケーショングループ:笠井
TEL 03-5423-8347 FAX 03-5423-8494
http://www.med.siemens.co.jp

 シーメンス旭メディテック(株)は,世界初のフラットパネルディテクタ搭載バイプレーン心血管アンギオグラフィシステム「AXIOM Artis dBC(アクシオム・アーティス・ディービーシー)」を発売した。システム,ハードウエアとも新たに設計し,フルデジタル化による精細な画像描出と画像処理能力により,PCI(経皮的冠動脈インターベンション)に最適化。また,低被曝化など患者負担を軽減する機能も採用している。同社では,年間30台の販売を見込んでいる。

「AXIOM Artis dBC」の主な特長

〈高精細画像を実現〉

フラットパネルディテクタは,1024マトリックス,14bitデータ検出,12bitデータ収集。システムのフルデジタル化と新設計のX-rayにより,高精細な画像を提供する。

〈独自の被曝低減プログラム「C. A. R. E.(ケア)」〉

「C. A. R. E.」を複合的に機能させ,高画質のまま従来装置に比べ最大90%の被曝低減が可能。このほか,体に負担をかけない「テンピュール社製医療用マットレス」を採用した。

〈広いカバーエリアと自在なポジショニング〉

被検者を乗せ換えずに下肢から頭腹部までをカバーし,両サイドからアクセスが可能。PCIでの深いアンギュレーションも,高速なアーム速度とコンパクトなフラットパネルディテクタによってスムーズに行える。また,アームとテーブルにモニタが連動し,角度・位置を自動補正する機能を採用した。

〈テーブルサイドですべてを操作〉

モジュールごとに並べ替えできるコントローラをテーブルサイドに配置。「Syngo」のシンプルな操作性と合わせ,モニタや被検者に集中したまま,ベストポジションで検査できる。

〈最先端ネットワーク機能を搭載〉

DICOM3.0に対応。撮影後にデータを自動転送・保存するため,次のシーンまでのインターバルを必要としない。