GEYMS
世界初の全身用フルデジタル
多目的X線血管撮影装置
「INNOVA 3100」を発売
(2004/4/5)


■ 3億6000万円
GE横河メディカルシステム(株)広報グループ:松井
TEL 042-585-9249
http://www.gemedical.co.jp

 GE横河メディカルシステム(株)は,フラットパネルディテクタ(FPD)搭載型の全身用多目的X線血管撮影装置「INNOVA 3100(イノーバ 3100)」を発売した。31cm×31cmのFPDを採用し,頭部や循環器を含めた全身領域において,歪みのないクリアな画像を提供する。血管やカテーテルなども鮮明に描出できるという。中規模機関を主対象として,初年度で30台の販売を目指している。

「INNOVA 3100」の主な特長

〈多目的対応の31cm×31cmFPD〉

FPDのサイズが心臓血管専用システム「INNOVA 2000」(20cm×20cm)と,大口径腹部・下肢専用システム「INNOVA 4100」(41cm×41cm)の中間である31cm×31cmサイズのFPDを採用。これにより,心臓血管を含む全身領域の検査やインターベンションへの対応を1台で実現し,幅広いニーズに応えることができる。

〈超高画質,低線量〉

人体を透過したX線をFPDで受け,直接デジタル信号へと変換することで,X線装置の撮影から画像化までの全行程のデジタル化に成功。また,いかなる条件においても,常に最適なX線照射制御および画像処理がリアルタイムで行える。これらにより,高画質化と低被ばく化の両立を実現している。

〈「Advantage Workstation」標準搭載〉

画像処理用ワークステーション「Advantage Workstation」を標準で搭載し,デジタルサブトラクション(DSA)などの各種画像処理・解析が可能。画像ネットワーク端末としての機能も持つ。

〈ブロードバンドを利用したメンテナンス〉

ブロードバンド回線を活用したリモートメンテナンスサービス「InSiteBB」に対応。遠隔保守・修理が可能なため,ダウン時間の短縮が図れる。