フィリップス
FPD搭載の多目的
デジタルブッキー撮影装置
「Digital Diagnost VM」を発売
(2004/5)


 

■ 1億円(構成による)
フィリップスメディカルシステムズ(株)
TEL 0120-556-494(お客様窓口)
http://www.medical.philips.com/jp





 フィリップスメディカルシステムズ(株)は,側臥位から軸位の撮影まで臨床応用が可能なFPD搭載多目的デジタル一般X線撮影装置「Digital Diagnost VM」を発売した。1つのピクセルサイズが143μmで,計9Mピクセルの高性能CsI大型FPDを搭載し,半切サイズ43cm×43cmをカバーしている。1年間で40台の販売を目指す。

「Digital Diagnost VM」主な特長

〈多目的撮影用途に対応するFPD〉
立体の支柱でパネルを支持する構成を採用。支柱のスライド動作と,その支柱を軸とした水平方向の螺旋動作と傾斜動作は,いずれも安全性を最優先に設計された。これにより,これまで難しかった軸位の撮影が可能となった。また,新開発の5点露光検出器も安定した高画質化に貢献している。

〈効率的なワークフロー〉
RISから患者データを取得すると,そのデータに基づき管球の条件からコリメータの大きさまで自動設定する。ポジショニングも管球追従や優れた操作性により労力を軽減。また,撮影後6秒以内で画像処理が施された確認画像を表示する。これにより,撮影状態の判断を迅速に進めながら,デジタル画像をサーバやイメージャに自動的に送り出すことができる。

〈高画質・低被曝撮影〉
ガンマカーブやダイナミックレンジ圧縮などの基本的な画像処理と,わずかなコントラストが強調できるマルチリゾリューション処理といった,優れた画像処理技術を搭載。低線量でも微妙なコントラスト変化を的確に描出することができる。

〈ネットワークとの高い親和性〉
RISに対して,DICOM Query/Retrieveによる患者データ取得と,MPPSによる撮影情報の返信が可能。DICOM 3.0による出力を行うほか,DICOMディスプレイスタンダード機能を装備し,モニタ診断にも即応する。