島津製作所
直接変換方式FPD搭載
全身用血管撮影システム2機種
「DIGITEX Safire VC・VF」を発売
(2004/8/19)



価格 3億2000万円〜
■(株)島津製作所医用機器事業部マーケティング部
販売促進課
075-823-1271
http://www.shimadzu.co.jp

(株)島津製作所は,直接変換方式FPD搭載の全身用血管撮影システム2機種,「DIGITEX Safire VC」(天井走行式)と「DIGITEX Safire VF」(床置式)を発売した。

主な特長

〈超高精細画像〉

直接変換方式のFPDにより,鮮鋭度に優れた画像が得られる。ピクセルサイズは,超高精細の150μmを実現し,微細血管やIVRデバイスなどの視認性を飛躍的に高めている。また,画像の歪みも生じないため,精度の高い計測ができる。

〈高速・高精細リアルタイムDSA〉

1024マトリクス,12bitの高精細リアルタイムDSAが,全身の血管検査に対応する。また,30枚/秒の高速DSAが可能なため,血流の速い部位のIVRも強力にサポート。さらに,デジタル画像処理フィルタを搭載し,ハレーションを抑え,高コントラストで視認性に優れた透視画像を提供する。

〈高画質3D画像〉

Cアームを世界最速の60°/秒で回転させながら画像を収集する「回転DSA」や,その画像をもとに,360°いずれの方向からも脳血管を観察できる「3D画像再構成」(オプション)が可能。また,DSA撮影が1回ですむ「RSM-DSA」により,低被ばく,かつ呼吸などで動いた場合でも画像が乱れない。

〈優れた操作性と徹底した被ばく低減〉

最高25°/秒でポジショニングできるCアームは,ワンハンドグリップの「CyberGrip」で,片手で直感的にコントロールできる。また,ジョイスティック型画像コントローラ「IVR-Master」は,画像操作や透視・撮影モードの選択などシステム全体の操作をテーブルサイドから簡単に行える。一方で,FPDに,効率的に被ばく量を低減する低線量パルス透視と,余分な軟X線を除去するMBHフィルタをバランス良く組み合わせ,システム全体で被ばく量を低減している。