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東芝メディカルシステムズ、
「Aquilion」8列・16列向けの
X線被曝低減などの
新機能ソフトウエアを開発
(2003/9/1)




■ 東芝メディカルシステムズ(株)
TEL 03-3818-2170
http://www.toshiba-medical.co.jp



 東芝メディカルシステムズ(株)は,マルチスライスCT「Aquilion8」と「Aquilion16」向けのソフトウエア(V1.4)を新たに開発した。X線被曝を低減させるほか,撮影・処理機能を向上させる。今後,製品に順次搭載し,すでに出荷ずみ製品にはアップグレードを行っていくという。

新機能ソフトウエア(V1.4)の主な特長

〈40%の被曝低減が可能な改良RealEC〉

管電流をコントロールし,約40%被曝を低減。改良により,SD(Standard Deviation)値で画質を測定。画質を一定に保ちつつ不必要な被曝を防ぐ。また,操作性も向上した。

〈被曝低減推奨条件のプログラム化〉

ドイツのHumboldt大学Chariteが研究開発したLow-Dose Scanのプロトコールを低被曝撮影モードとして組み込んだ。

〈CBP-Study(脳血流パーフュージョン検査)の低被曝モード〉

間欠スキャンモードを装備し,使用プロトコールにより被曝線量を半減できる。また,迅速,容易な検査を可能にした。

〈チルトヘリカルに対応〉

架台を傾けヘリカルスキャンをするチルトヘリカルに対応。±30°以内の角度に対し画像を劣化させずに使用できる。

〈心電同期スキャン時の撮影機能向上〉

心臓同期スキャンの熟練者のノウハウをプログラム化し,ハートナビ機能を追加。心拍数をモニタし,最適な撮影条件を自動計算する。造影剤流入を観察するReal Prep. と撮影部位を観察するRealtime Helicalにより,冠状動脈の撮影を確実に行える。

〈再構成の高速化〉

撮影条件によって再構成が従来より平均約40%高速化。

〈T-MODEフィルミング〉

フィルム上の画像数・サイズを変えずに,空いたスペースに患者名を大きく表示。連番も印字され,誤診防止に有効。