ザイオソフトのワークステーションに
R2テクノロジー社の
CADソフトを搭載

(2003/1/10)

ザイオソフト(株)
TEL 03-5427-1903
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http://www.zio.co.jp

 

 ザイオソフト(株)と米国R2テクノロジー社(以下,R2社)は,R2社の新製品「ImageCheckerCT」を,ザイオソフトの三次元画像処理ワークステーション「M900QUADRA」およびDICOMビューワ「ExaVision」へ組み込むことにより,今後,日本市場向けの技術開発と販売面で協力していくことに正式に合意した。
 R2社の「ImageCheckerCT」は,独自に開発されたアルゴリズムによって,肺がんに関連した特徴を持つ部位を指摘するCT用のCAD(コンピュータ検出支援)ソフトウエア。医師は,指摘された部位を再度確認することで精度の高い読影を効率良く行うことができる。
 ザイオソフトの「M900QUADRA」と「ExaVision」は,国内の独立系ベンダーとしてはトップクラスである400台以上の導入実績を持っており,高い評価を得ている。同社では,「ImageCheckerCT」を組み込むことで,マルチスライスCTなどから得られる大容量の検査データをより効率良く効果的に解析できるようになり,読影する医師の負担が軽減されるとしている。
 ザイオソフトでは,「ImageCheckerCT」をオプションとして2003年中に販売する予定。同社製品を新規に購入するユーザーは,オプションとして同時購入できる。また,既存ユーザーについては,「ImageCheckerCT」のアップグレード購入が可能で,すでに運用中のワークフローを変更することなく,使い慣れたワークステーション,ビューワ上で,CAD機能を使用できるようになる。
 なお,R2社のCADソフトウエアを組み込んだワークステーション,ビューワは,4月11〜13日まで,パシフィコ横浜で開催される「2003国際医用画像総合展」で展示される。
 ザイオソフトとR2社では,両社の得意分野を組み合わせることで,CAD技術の普及を進めていくとしている。