カイゲン、
電解酸性水を使う
消化管内視鏡消毒装置
「クリーントップWM‐S」
を発売
(2003/1/20)


価格 198万円
(株)カイゲン
医療機器部
TEL 06-6202-8978
http://www.kaigen.co.jp

 (株)カイゲンは,消化管内視鏡消毒装置「クリーントップWM-S」を発売した。電解酸性水を使う唯一の内視鏡消毒装置「クリーントップWM-1」を改良。日本消化器内視鏡学会が編纂するガイドラインにより近い設計となっている。消毒後の電解酸性水を洗い流すリンス機構や,従来装置5年のユーザー情報を設計に生かし,操作部を含めた内視鏡全体が消毒できる装置として新たに医療用具製造承認を得ている。従来7分だった消毒時間を3分に短縮し,漏水テストからブローまでの全行程が7分で行える。同社では,初年度1万台の販売目標を立てている。

「クリーントップWM-S」の主な特長
〈10lの水道水で20回の消毒〉
  • 特徴 
    タンパクが付着していない十分に前洗浄された内視鏡の場合,約20回の消毒が行える。

〈自動注水・排水が可能なバッチ式を採用〉
  • 特徴 
    装置内で電解酸性水を生成し,消毒槽で循環。消毒に用いられた電解酸性水は,電解槽に戻され,再び消毒に用いることができる同社特許のバッチ方式を採用している。

〈室内作業環境の確保〉
  • 特徴 
    コンパクト設計で狭い場所にも設置可能。また,大気中の塩素濃度を,労働衛生法の関係告示「作業環境評価基準」の屋内作業場における管理濃度基準である0.5ppm以下に抑えた。

〈低遊離残留塩素濃度〉
  • 特徴 
    電解酸性水の低遊離残留塩素濃度を10±2ppmに抑え,内視鏡の劣化防止,生物学的安全性を考慮した。

〈電解酸性水の物性値を画面表示〉
  • 特徴 
    電解酸性水の物性値を監視し,適正でない場合は,消毒効果が期待できないため自動停止する。