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ドクターネット
中国・重慶市に読影センターを設立

(2008/11/7)

●問い合わせ先
(株)ドクターネット 経営企画室
TEL 028-657-8200
http://www.doctor-net.co.jp/

 
重慶市との調印式
重慶市との調印式

 (株)ドクターネットは,平成20年11月7日,中華人民共和国直轄市である重慶市と「重慶内読影センター構想」実現に向け検討を重ねることに合意した。

 重慶市は人口約3200 万人,中国4つある直轄市(北京市,上海市,広州市,重慶市)の一つ。重慶市の医療体系は第1級,第2級,第3級と3段階に分かれており,いわゆる地域中核病院が第3級に指定され,第3級を頂点としたピラミッド型の医療体系が構築されている。現在,第3級病院16施設,第2級病院168施設,第1級病院1100施設が存在している。第3級の病院にはCT,MRI,PET-CT などの高額医療機器が導入されており,放射線科の画像診断医ほとんどが第3級に在籍している。

 重慶市内の画像データを西永微電子産業園に設立する読影センターに集め,契約した第3級病院の読影医が遠隔読影でサポートできるシステム構築を同社が重慶市と連携して実現に向けて検討していくこととなった。実現されれば読影センターにはPACS,読影システム及び画像データのバックアップ体制を確立し,第3級病院読影医のオーバーフローに対応できるようなネットワークが導入されることになる。

 本業務が実現されれば5年目に250施設の参加が見込まれ,読影件数は年間で25万件になると予想している。重慶市での事業化後3年以内に日本にある同社のトランザクションセンターは重慶市のセンターに統合し,アジア最大の読影センターとして24時間365日の読影体制を実現する計画。さらにアジア地域の読影だけではなく,世界への遠隔読影ネットワーク構築の拠点となるよう機能を拡大していく方向である。