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日立メディコ
永久磁石型オープンMRI装置
「AIRIS Vento」発売

(2009/4/1)

●価格
6億円
(システム構成により価格は異なります)
●問い合わせ先
(株)日立メディコ
マーケティング統括本部 MRI戦略本部
TEL 03-3526-8307
http://www.hitachi-medical.co.jp/

AIRIS Vento

 (株)日立メディコは,永久磁石型オープンMRI装置「AIRIS Vento」(0.3テスラ)を4月下旬から発売する。

 「AIRIS Vento」は,従来の永久磁石型オープンMRI装置の特長である高機能・高画質・高い経済性をそのままに,超電導MRI装置「Echelon Vega」の機能も盛り込んだ新たなオープンMRI装置である。

 なお,同製品は2009年4月17日(金)から19日(日)にかけて開催される国際医用画像総合展(ITEM)に出展される。

●主な特長

(1) 高い操作性を実現
「AIRIS Vento」では,超電導MRI装置「Echelon Vega」と同じプラットフォームを採用した。大型LCDディスプレイにより,必要な情報を必要な時に確認することが可能。また,ワイドモニター・新GUI機能を採用し,高い操作性を実現した。

(2) 高速画像処理システム
「Echelon Vega」で使用されている高速画像演算ユニットを採用。画像処理の高速化を図ることにより,今後多用されていくことが見込まれる3D処理などの画像処理高速化に対応している。

(3) 高機能アプリケーション
同社では,「超電導MRI装置の技術をオープンMRIに」をコンセプトに「Echelon Vega」で実現した高機能アプリケーションを「AIRIS Vento」に展開した。
<1> イメージステッチング機能*1
複数の連続する画像をつなぎ合わせる機能。画像のつなぎ目部分を,幾何学的に補正することで見やすい結合像を提供する。
<2> 高度な位置決め機能
高度かつ簡単に設定することができる位置決め機能を採用することにより,操作性の向上を図った。

(4) 省スペース・省ランニングコスト
オープンMRIの特長である省スペース・省ランニングコストのコンセプトは,「AIRIS Vento」にも引き継がれている。
<1> コンパクトな設置面積で省スペースを実現(MRI撮影室最小設置面積4m×5m)*2
<2> 小さい電源容量および消費電力にてランニングコストを低減(装置電源容量9.5kVA,撮像時消費電力約4kW *3
<3> 高額な定期交換部品や消耗品がなく安定した運用が可能

(5) 斬新なデザイン
狭い所が苦手な患者さんや子供の検査でも好評のオープン型デザインを採用し,高い開放性を実現した。また,新しいカラー・ラウンドフォルムデザインを採用し,患者さまに安心感を与えるデザインとなっている。

(6) Sentinel *4 カスタマーサポートサービスに対応
「AIRIS Vento」はSentinelカスタマーサポートサービスに対応し。Sentinelカスタマーサポートサービスは高速インターネット回線を使用して,装置の稼働状況を遠隔地で把握するシステム。異常な情報などを検知した場合は,自動アラーム送信機により迅速な対応が可能。

*1: オプション機能。
*2: 設置条件により異なる。
*3: 設備の稼働状況により異なる。空調,照明の消費電力は含まない。
*4: ネットワーク環境及び接続費用は顧客負担。保守契約内容により提供サービスは異なる。