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GEヘルスケア・ジャパン
モバイルPACS「CRMA」を発売
〜スマホやタブレット上でいつでもどこでも
手軽に画像参照が可能に〜

(2012/4/12)

●問い合わせ先
GE ヘルスケア・ジャパン(株) 広報 松井
TEL 0120-202-021 FAX 042-585-5360
Mail: aki.matsui@ge.com
www.gehealthcare.co.jp

  GEヘルスケアグループ(以下GEヘルスケア)の世界中核拠点の1つであるGEヘルスケア・ジャパン(株)は4月13日(金),院内に保存したCT(コンピューター断層撮影装置)やMRI(磁気共鳴断層撮影装置)などの画像診断装置の撮影画像を,iPhoneやアンドロイド端末などのスマートフォン(高機能携帯電話),ならびにiPadなどのタブレット端末(多機能携帯端末)上に表示し,医師の閲覧を可能にするモバイルPACS(医用画像管理システム)「CRMA(シーアールエムエー)」(Centricity Radiology Mobile Access)を発売する。

  CRMAは国内のモバイル画像閲覧・診断プラットフォームのなかで,初めて薬事認証を受けた製品。CRMAを利用することで,顧客医療機関はGEヘルスケア製PACSに保存したCTやMRI,PET(陽電子放射断層撮影装置)などの医用画像を,専用アプリを搭載したスマホやタブレット上で,インターネットの接続環境があれば,世界中どこからでも,いつでも閲覧できるようになる。病棟での画像を用いた患者へのインフォームド・コンセントや院外からの遠隔診断など医用画像の活用シーンを飛躍的に拡大し,患者の安心感の向上や診断・治療の質のアップにつながると期待されている。CRMAがメリットをもたらす主な利用シーンは以下の通り。

主な利用シーン

  4月13日(金)〜15日(金)にパシフィコ横浜で開催される2012国際医用画像総合展(ITEM in JRC 2012)の同社ブース内において,タブレットを使用したCRMAの体験会を開催する

  同社は国内で初めて薬事認証を取得したモバイルPACSという信頼性をフックに,GEヘルスケア製PACSを導入している施設にCRMAを積極的に販売するほか,CRMA機能を搭載したPACSの優位性を訴求し,PACSの新規購入ならびに買い替え需要の開拓を狙う。

院内外からいつでもどこからでもアクセスでき医用画像の活用シーンを拡大するCRMA

●主な特長

1. 院内外のどこからでも快適にPACS画像にアクセス可能で,医用画像の活用シーンを拡大
院内外のどこからでもアクセスできる携帯性と指先で触れるだけの優れた操作性で,外出先や自宅からの遠隔診断のみならず,救命救急やインフォームド・コンセントなど多彩な医療現場で幅広く活用できる。院内は既存の無線LAN,院外ではWiFi/3G/4Gを利用して快適にPACS画像にアクセスできる。

2. PACSストレージを共有できデータ転送が不要なため,追加の手間やコストなしで簡単に導入可能
CRMAは,GEヘルスケア製PACSの「短期ストレージ(STS)」(主に撮影から3〜5年以内の画像を保管)にモバイルサーバー(CRMAサーバー)を接続するだけのシンプルな構造。PACSからCRMAサーバーへのデータ転送も不要なため,モバイル専用の画像サーバーの増設や蓄積した画像データの移行といった追加のコストや手間をかけることなく手軽に導入できる。
米グーグルの基本ソフト「アンドロイド」と米アップルの「iOS」を搭載した端末に対応し,専用アプリはAppStoreやGoogle Play Store(旧Androidマーケット)から無料でダウンロードできる(4月12日現在の情報に基づく)。
※ 診断には医療機器端末を使用。利用者自身で用意され,AppStoreやGoogle Play Storeから専用アプリをダウンロードした端末は参照用として利用。

3. 端末上にはデータが残らないシンクライアント形式とSSL暗号化の採用で高いセキュリティを確保
端末上には実際の画像データをダウンロードすることなく,画素情報のみをサーバーから端末に送る。利用開始時のID・パスワードによるユーザ認証機能を備えるのはもちろんのこと,やり取りするデータはSSL暗号化が施され,かつ端末上には画像データが残らないため,患者の個人情報の保護のみならず,医用画像の持ち出しを防止できるなど,高度なセキュリティを誇る。

4. 画像処理も端末からの指示で手軽に可能,3D画像も高速表示する快適な操作性
参照する画像データの選択,断面選択やコントラスト調整,画像の回転,3D画像加工といった処理のリクエストを,端末の画面上から直感的な指先の操作で送信可能。実際の加工・処理は院内のCRMAサーバー上で施され,その処理結果を端末上に表示するため,端末の能力に関係なくスムーズな閲覧と快適な操作性を実現する。