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ケアストリームヘルス
「ケアストリーム DRX-Revolution Mobile X-Ray システム」発売

(2012/12/18)

●問い合わせ先
ケアストリームヘルス(株)
マーケティング本部 広報 岡 知樹
TEL 03-5540-2260
www.carestream.jp

 

ケアストリームヘルス(株)は,移動型デジタルX線診断装置「DRX-Revolution Mobile X-Ray システム」を2013年1月より発売する。

DRX-Revolution Mobile X-Ray システム

FPDと移動型X線診断装置の無線連携をフル活用し,今までの移動型デジタルX線診断装置以上に,スピーディーで正確な検査を可能にする。多彩な仕様を取り入れた移動型X線診断装置は,移動中のリスクを改善し, パワフルな出力で撮影室と同様の撮影検査を実現する。

今までの装置は支柱が高く,移動時に視界を妨げていたが,本装置は最小限(1295mm)まで収まるよう設計されており,移動時の視界性を改善し安全性を確保した。また,グリッドアライメントシステム(オプション)の開発により,発生器とディテクターの上下左右位置,距離,角度を管球側のモニタで操作をしながら確認でき,より正確な検査が可能。

出力仕様は40~150kVまで1kV刻みで設定でき,撮影室検査と同様の出力が実現する。本体側の19インチタ ッチモニタだけでなく,管球側にも8インチタッチモニタを搭載することにより,管球側のみでも検査選択,撮影条件設定,撮影画像確認,PACSなどへの送信等,検査を完了することが可能。

機器重量を充分に考慮し,後両車輪に独立した駆動サポートモーターを搭載することで,前進,後退,進路変更も軽々と行うことができる。また,管球は片手での操作を想定し,回転,チルトも容易に行えるよう設計されている。アームの進展,支柱の回転も同様に操作性を確保している。

Prior Image Reviewシステム(オプション)により,ワンタッチで過去画像の表示ができ,システム内SSDに保存されていない画像に関しても,設定されたPACSからQ/Rし表示が可能。本体19インチタッチモニタで設定されたRISやViewerのクライアント表示が可能となり,出動中にMWMだけでなくRIS自体でのオーダー内容を確認し検査を継続させることができる。

本体収納部はグリッドアライメントシステム用グリッドホルダー(収納時充電)と半切ディテクターだけでなく,考えられる持参物が収納できるよう設計され,ディテクターのカセッテラップ装填やバッテリーの交換も本体で実施できる。

日本に先駆けて,欧米では本年9月から販売を開始し,11月末時点で200台が稼働している。2009年にリリースしたワイヤレス/カセッテ型FPD「DRX-1システム」の概念が,現在ではX線一般撮影のスタンダードになっているように,「DRX-Revolution Mobile X-Ray システム」のユニークな仕様は,今までの移動X線検査の概念を変え,今後のスタンダードになっていくと考える。

病棟や救急,オペ室,ICU等での移動X線検査を,よりスピーディー,より正確に,よりパワフルに,そしてより安全に実施できる。

●主な特長

  • ワイヤレスモバイルFPD搭載
  • 最大32.25 kW,400 mA,最短2 msのハイパワー出力
  • フリーポジショニング設計で容易に撮影セッティング可能
  • グリッドアライメントホルダーにより正確なポジショニング可能
  • 最高の診断価値を追求した画像処理搭載
  • タッチスクリーンモニタ上での様々な操作が可能
  • 直感的な操作が可能なユーザーインターフェース搭載
  • ワークフローの最適化及び様々なNetwork環境への対応が可能
  • DICOM規格に準拠したオープン・ネットワークに対応